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【関連作品紹介】『魔法つかいプリキュア!』を見終わったみんな!沼に落ちようぜ…

はじめに

※量がすごい事になってる記事なので、一気に読まず目次見ながらゆっくり楽しんで下さい。

 

僕が愛してやまない『魔法つかいプリキュア!』、記事執筆時点だとテレ玉の再放送が遂に最終回を迎えたようです。俺はテレ玉が見れる地域じゃないので、残念ながら一緒に追う事はできませんでしたが、ハッシュタグによる実況を通してちょくちょく初見さんの反応を楽しませてもらってます。

 

さて、この作品を最後まで見て、感情をグチャグチャにされた方々もかなり多いんじゃないでしょうか。僕はリアルタイムで見てた当時、第48話まではフツ~~~に見てたのに、第49話(固有名詞)でいきなり顔も心も何もかもグチャグチャにされてしまい、この作品から圧倒的な支配を受けるようになってしまいました。

一回落ち着いたんですけど、ここ最近になってまたこの作品で胸が苦しくなり…いやそんな事書いてたらキリないししょうがないんだわ本題入ろう!

 

とまぁ、要するに最近まほプリ熱が再燃してしまい、この作品への理解度を高めるために色んな関連作品などを蒐集してたわけですよ。で、確信したんですが、やっぱこの作品は制作陣の紛れもない「愛」で形作られてると思ったわけですね。こんなの沼るしかないじゃないですか。作品を最後まで見て何か思う所があったなら、沼って絶対損しない作品です。

 

というわけで、全話見終わって「まほプリをもっと知りたい!楽しみたい!」という方々向けにオススメの関連作品を一挙紹介しちゃおうじゃないですか!メジャーな物からマイナーな物までね。

と言っても数が膨大だしお財布的にも選別しないといけない状況は出てくると思います。どこから手付ければ良いかわからないと思うので、全部履修した俺の主観でオススメ度的なのも提示するよ!でも感想は人それぞれだからあくまで目安程度にして欲しいし、オススメ度が低い=見なくていいというわけでもないからそこはご理解いただきたい。というかオススメ度はまほプリ濃度で選んでる物もあるので、作品の評価とは直結しないです。

 

紹介するのは、MAHOガールズが登場する映像作品や、関連CD、スタッフ・声優インタビューなどが載った書籍です。よろしく!

 

なお、まだ本編を最後まで(50話)見てない方はネタバレになってしまうので、全部見てから来てくれよな!(懇願)

 

www.magika4.com

 

スマホだと見づらくてごめんね…。

映像作品

MAHOガールズ、実は7作品ぐらい連続で映画に出演(※歴代最多記録)してるので、彼女達の活躍を全部追おうとすると意外と大変です。公開時期順に紹介しますが、まぁ各自で諸々ご判断下さい。

なお、当時のプリキュアショーは一切メディア化されてないはずなので、今となってはもう見れません(泣く)

映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!

 

オススメ度:★★☆

MAHOガールズが登場する初の映画作品。他シリーズのプリキュア達もたくさん登場するが、あくまでメインキャラはみらリコなので、そこは大丈夫。はーちゃんは一切登場しないけどね…。

時系列は明言されてないが、クレジット表記やキャラクター紹介が十六夜の姓を名乗る「リコ」になっているため、少なくとも第11話より前と推測される。*1

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▲実は感想記事書いてる

 

これでもかというぐらい痛々しくボコボコにされ「なぜ自分はプリキュアに…」と弱音を吐くミラクルとマジカル(本編では中々見られない)、時系列が序盤にしてはお互いの依存度がなんかすごい事になってるみらリコと、ちょっと気になる部分が個人的にある映画。
ミュージカル要素も強いので、そのノリに乗れるかどうかも重要かな(俺は最初ビビった)

 

しかし、プリキュアになったばかり&自分達の日常を守るために戦う二人が、先輩プリキュアからプリキュアの精神を受け継ぎ、今度は他人のために戦う事を決意に立ち上がるシナリオが非常に魅力的だ。『魔法つかいプリキュア!』はプリキュアシリーズとしては異色という声もわりと聞くが、この映画をもってまほプリも真にシリーズの一つに組み込まれるわけですね。

 

(さっき貼った感想記事でも触れてるが)さらにプリキュア春映画としては珍しく、作品に登場するキャラクターやギミック自体が現行作品(まほプリ)の要素が非常に強いのもオススメできる。そもそも敵が完全に魔法界のキャラクターなのだ。

まほプリのテーマ(?)の一つに「願いを言葉に、言葉は魔法に、魔法は奇跡を呼ぶ」という物があるが(49話で花開きましたね)、それはこの映画でも「歌(ある意味言葉)」という形で変わらず描かれているのが見所。

つまり、構造としてはまほプリの文脈を取り入れたプリキュアオールスターズ映画なんですね。歌は魔法!

 

映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!

 

オススメ度:★★★

魔法つかいプリキュア!』の単独映画。これを見ずしてまほプリは語れない、不屈の名作です。

第39話のキュアミラクルのコスチュームをしたモフルンの描写から、時系列は第40話以降かと思われる。

 

本編で何回か回想も含め描かれてきた「みらいとモフルン間の絆」、そこをよりクローズアップした映画となり、タイトルの通りモフルンが劇場版限定のプリキュアにも変身する。

本編でも一貫して描かれてきた「願いを言葉に、言葉は魔法に、魔法は奇跡を呼ぶ」その台詞が登場するのはこの映画。そして、3人+1匹が本編で培ってきた絆、その集大成とも言えるだろう。

 

なんでも映画制作スタッフは『魔法つかいプリキュア!』TV本編チームから、しっかり作品が大事にしている事や伝えたい事をヒアリングした上でこの映画を作り上げたという。僕も映画を見てからはそこには頷くしかなかった。

 

モフルンの純粋たる「願い」、自分の願いが何なのか悩むみらいがモフルンと離れ導き出した「願い」、この「ふたつのねがい」が敵の心を動かし、敵の本当の「願い」までも引き出す事になる。

実はこの映画に登場する敵は、TV本編に登場する「デウスマストの眷属」に準ずる存在だという裏設定がインタビューでは語られている。デウスマストが行使する「ムホーの力」と、主人公達が行使する「魔法の力」その違いにも突っ込んだ熱い作品だ。

 

製作陣的には、この映画を見るタイミングは本編のハロウィン回前後を想定しているはずだが、個人的には最終回後の視聴(もしくは再視聴)をオススメしたい。

みらい達にとって「みんなで一緒にいる事」がいかに大事なのかは最終回まで見たら散々思い知らされる事になるため、この映画への没入感や理解度向上にも繋がると俺は考える。てか2回目見た時、49話と同じぐらい顔がグチャグチャになった。

 

映画 プリキュアドリームスターズ!

 

オススメ度:★☆☆

いわゆる春映画の一つで、プリキュアオールスターズ映画としては初の直近3作品制を導入。『キラキラ☆プリキュアアラモード』『魔法つかいプリキュア!』『Go!プリンセスプリキュア』の全メインキャラクターが集結する。あ、シエルはまだいないか。

 

映画に登場するMAHOガールズの時系列は劇中では断定できない。理由は別の作品で後述するが、はーちゃん加入後の48話以前、つまり中学生時代からの参戦と一応思われる。ちなみにまほプリ最終話(いちかとの出会い)と矛盾が生じており、インタビューによれば「本編とはパラレル」と捉えた方が良いとの事。サクラが門を開いて歴史が分岐したと考えた方が楽かな。

 

魔法界は舞台として少しだけ登場し、校長や教頭先生、ヨクバールなどもちょっとだけ登場するものの、基本的にはゲストキャラであるサクラ達と現行作品主人公であるいちかを中心に展開される映画のため、MAHOガールズの目立った活躍は多くはない。

ただ、やたら艶っぽいリコや強敵相手に最後まで退かないフェリーチェ、3DCGでグワングワン戦闘するプリキュア達など見所も多いぜ。『魔法つかいプリキュア!』と「和」というアンシナジーな組み合わせ(ギャップ)も魅力。

 

映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!

 

オススメ度:★★☆

キラキラ☆プリキュアアラモード』の単独映画。一体何を血迷ったのか、後輩の単独映画なのにMAHOガールズがゲストキャラクターとしてしゃしゃり出てくる問題作(ゲストキャラの範疇を超えてないか?)

どうやら製作陣にまほプリ本編に関わった方々も多いのも実現した理由の一つのようだ。 

 

MAHOガールズの時系列は内藤Pによると、中学生時代との事で、且つプリアラメンバーとも既に会った事あるようなので『ドリームスターズ』から地続きになってる事が伺える。*2

 

プリアラチームがパリに向かうのだが、まほプリチームもとある目的を果たすためにパリに潜入しているという筋書き(家族旅行かな?)

思った以上にMAHOガールズの出番が多いし、変身もフルで見せてくれるし、サポートという形だが戦闘にも参加する。後輩の単独映画なのに。

ただ後輩の出番を大きく削ってる程というわけではないので、良い匙加減なのではないだろうか、多分…。

 

プリキュア映画としてはレアなギャグ主体の作風で(つまりMAHOガールズがいるのも違和感ない)、作品自体もおもしろいので普通にオススメしたい。可愛さに溢れている。

ただし、プリアラ側のキラ星シエルというキャラクターの背景を知ってないと、理解が難しいシーンもある事はあるので、出来る事であればプリアラの第37話までも視聴しているとグッド(連動エピソードもあるので)

 

映画 プリキュアスーパースターズ!

 

オススメ度:★★☆

またまた春映画。『HUGっと!プリキュア』『キラキラ☆プリキュアアラモード』『魔法つかいプリキュア!』の全メインキャラクター(例によって現行作品の追加戦士であるアムール&マシェリはいないが)が集結すると同時に、MAHOガールズがメインキャラとして登場する作品はこれが事実上ラストとなる。

 

なお、MAHOガールズ側の時系列はこれも本編では断定する材料があまりないが、みらい役の高橋李依への声優インタビューによれば「彼女達の世界ではまだまだ現役プリキュア」との事なので、他映画と同様に中学生時代からの参戦の可能性が高い。いちか達とは既に知り合いのようなので、プリアラ映画から繋がってると見ても良いかも。*3

 

この映画も現行作品の主人公であるはなとゲストキャラであるクローバーを中心にした物語だが、プリキュア同士の絡みがかなり多く入れられており、魔法界という舞台に加えて「いちごメロンパン」「カタツムリニア」といった『魔法つかいプリキュア!』の要素が従来の春映画と比べて異様に多い上に大活躍するのが嬉しい。はーちゃん先輩も滅茶苦茶かわいい。

みらリコのお互いを信じ合って見つめ合うカットもあるし、そもそものゲストキャラが魔法界の存在のようにみらいの口から語られるシーンもあったりと、かなりまほプリ濃度が高い映画となっている。クローバーは実質まほプリキャラで良いのでは?

しかも、まほプリ本編ではほぼ描かれなかった「アレキサンドライトスタイルのまま戦闘」というレアな描写も見逃せない。バンク以外のアレキサンドライトスタイルですよ、ぶっ込んできてます。まさに、まほプリのラストランとしてふさわしい。

 

まほプリを除いても「約束」というわかりやすいテーマやシナリオがグッドな映画なので、結構オススメしたい映画。プリアラとハグプリの知識もそんなにいらないしね。

それに約束を破った相手に「言葉を伝えに行く」というのも、俺はまほプリ味を感じてしまうんですよね。それは「願い」ですもん。

 

HUGっと!プリキュア』第36話・第37話

 

 

www.netflix.com

 

オススメ度:★★★

ここに来て映画じゃなくてまさかの他作品の本編です。いや微妙に視聴難易度高いんですが…やっぱこれは絶対外せないんですよ…!あ、ちょっと待って下さい。重大なネタバレするので、下の文章見る前に出来れば先に本編見ちゃって欲しいんです。警告したぞ、俺は警告したからな!よし!あ、マジでこれは「初見」の状態で見る事をオススメしますじゃなくて「初見」の状態で見ろ、なので本当にお願いします。

 

ハグプリに登場する敵が各プリキュア世界の時間を止めようと暗躍するので、歴代プリキュアが全員集まってなんやかんやするというあらすじだけでも胃もたれしそうな豪華回なんですね、これ。で、もちろんMAHOガールズにもお呼びがかかるわけで、今までのクロスオーバー映画のように中学生時代の彼女達が参戦すると思うじゃん?ところがどっこい、最終回後の大人になった状態で登場するんですね。ヤバイ。

 

現時点で大人の時系列でMAHOガールズが客演するのは、これだけです。一度終わってしまった『魔法つかいプリキュア!』本編。しかもここまで散々紹介してきましたが、その後のプリキュア映画でも一切最終回後の時系列では描かれなかったわけです。

そこにこれですよ。あの感動の最終回の「続き」を見せてくれたわけです。あの後にはちゃんと続きがあって、僕達はそれを目撃する事ができたんです。幻覚か??????しかもですね、全編にわたってMAHOガールズの出番が多い!そして校長とキュアモフルンも一瞬とはいえ登場する。実質『魔法つかいプリキュア!』第51話・52話と言っても差し支えないでしょう。

 

何を隠そう、この2話は劇場版含めまほプリに携わったスタッフが多く参加されてます。そして、まほプリ関係なくお話自体がプリキュアシリーズの総括として非常に高い完成度を誇っている神回なんです。最後の各プリキュアチームが各作品のテーマを繋げて唱和するシーンはマジで涙なしでは見られない。これがプリキュア…!

 

一方でまほプリに限らず各プリキュア世界の時系列が滅茶苦茶に意味不明な事になってるのは見逃せないんですが、まぁハグプリ自体が時間をテーマにした作品だし、はぐたんがきゅぴらっぱ~しちゃってるので、この2話に限り異なる時空が融合を果たしてるんでしょう。そう解釈するしかない。

 

ちなみにハグプリは第44話も「キュアップ・ラパパ」「ワクワクもん」「計画通りだし」の台詞が登場したりと謎にまほプリネタが多い。こちらも興味ある方は是非。

 

映画 HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリー

 

オススメ度:★★☆

全チーム集合のプリキュアオールスターズ映画が堂々の復活。もちろんMAHOガールズも出るし、モフルンも大活躍(?)する映画。ただしメインキャラではないので、出番は多くないです。時系列も不明だが、ハグプリ本編と地続きなら大人の方かもね?

 

正直この映画は…とりあえず絶対見てくれとしか言いようがないですね。各プリキュアチームが抱える「想い出」を主軸にした作品であり、それを奪い能力ごと「コピー」してしまう敵・ミデンが登場。

…わかりますか?想い出が奪われてしまうんです。もちろん、ミラクルとマジカル、フェリーチェも敵の毒牙にかかり、想い出を奪われてしまいます。彼女達の「想い出」が奪われるって…そんなクソ重い…辛すぎるに決まってんだろ…!!!!!!

高橋李依もこれだからね。それだけ必死で、全部消されたくないんですよ。

 

そして注目したいのは、ミデンが奪ったであろう「キュアミラクルの想い出」。劇中でミデンは、主人公に値するピンク系プリキュア達の能力(奪った想い出)を行使する際に姿も変えていく。フォームチェンジがあるプリキュア、例えばハピチャのキュアラブリーだったら、ミデンはチェリーフラメンコの能力も行使できるわけです。

そしてもちろんキュアミラクルの能力を行使する際は「ミラクルミデン」という姿になるわけですが、他の姿にもなれます。その名は「ミラクル&マジカルミデン」

他のピンク系プリキュアのコピーがみんな単独なのに、何故かラクルだけマジカルとセットの姿があるんですよコイツ。お察しかもしれませんけど、これってもう、敵のフォームチェンジに特殊な影響を及ぼすレベルで、みらいにとってリコの存在・想い出が大きいって事なんですよね。なんですかこれ?スタッフのみらリコへの理解度が強すぎませんか????いや他のプリキュアのコピーも見せてないだけで、そういうのあるのかもしれないけどさぁ…わざわざミラクル&マジカルだけ見せてくるってそういう事ですよね!?(早口)

 

そして、例のプリキュア主題歌メドレーが流れるシーン。本当に見て欲しい。まほプリ関係なく(関係あるけど)、俺は映画館で顔がグチャグチャになってしまった。ズルいよあんなの。とにかくまほプリへの想いが強いだけでも絶対響く映画なので、見て下さい。

 

映画 プリキュアラクルユニバース

 

オススメ度:★☆☆

『スター☆トゥインクルプリキュア』『HUGっと!プリキュア』『キラキラ☆プリキュアアラモード』の全メインキャラ(例によってコスモはまだいない)が登場する春映画。

 

「あれっ…まほプリ関係なくね?」とお思いでしょうが、歴代プリキュア全員と共にちょっとだけ登場します。マジでほんのちょっとだし、みらいしか喋らないけどね!これも時系列は不明。

なお、現時点でこれが最後のMAHOガールズが客演した映像作品。この次のプリキュア映画『スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』ではMAHOガールズが出てこないので、遂に連続映画出演記録が途絶える事となった。正直十分頑張ったし、どっちかというと他のプリキュアファンから「まほプリだけたくさん客演できてズルい!」と思われてないかとても心配なんだけど(俺もズルいと思う)、これでも俺達まほプリ民は彼女達の新規映像を求め続けてるので止まれねえんですよ。贅沢だなホント!

 

作品内容自体は…うん…まぁ…独特な作品だなぁと思いました(オブラート)

www.magika4.com

↑感想も書いてたので、暇な方は是非。

 

マジでMAHOガールズはちょっとしか出ないし活躍シーンもあんまないどころか何かボッシュートされてる絵面が笑える作品ですが、どうしても彼女達の姿を見たいという方はどうぞ。

 

みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ

www.toei-anim.co.jp

 

オススメ度:知らん

今となってはプリキュアショーと同様に絶対見れない作品。まほプリに心をグチャグチャにされる前の上映だったので、俺も見た事がない。お願いだから円盤化してくれ(切実)

 

3分でわかる魔法つかいプリキュア!

www.youtube.com

 

オススメ度:★☆☆

普通に公式MADとしてクオリティ高いと思ってる。そして何気にラストに描き下ろしのエンドカードがあるので見ていただきたい。

まぁでも、3分でわかるわけないんですよこの作品。

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書籍作品

小説 魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!?

 

オススメ度:★★☆

あまり知られてないかもしれないが、まほプリは小説版が存在する。

本編を補完する物となっており、完全にまほプリ本編の1エピソードとして楽しむ事が可能。内容としては、オルーバの仕業で過去の魔法界(25年前)に飛ばされたMAHOガールズ達が学生時代のリアンやリリア(リコの両親ね!)に出会うという感じ。

 

時系列については、みらいは「11月半ば」と発言しており、且つリコの誕生日回(第40話)の直後と思わしきやり取りが見られる。さらに魔法界に行くのに数時間かかっている事から第41話前なのも間違いない。つまり、必然的に第40話~41話間の出来事と確定できますね。

 

本編のシリーズ構成である村山功さんが書いてるし、挿絵も同じキャラクターデザインの宮本絵美子さんなので、非常に安心できる内容。

本編では描かれなかったリアンとリリアの馴れ初め、昔の教頭先生の意外な姿など、魔法界に登場するサブキャラクターの掘り下げに要注目の一作となっている。

 

「活字読めねえ…」と小説に苦手意識を持ってる人もいるかもしれないが、本書は元々子供が読みやすいように、文字サイズも大きめで漢字にルビも振ってあったり、難しい表現が控えられてたりするので、まほプリが好きなら全然楽しめる事は間違いない。安心して買いましょう!

 

どうでもいいかもしれないけど、こういう外部作品にオルーバみたいな本編の敵キャラが関わってくるの珍しい気がするな…。

 

魔法つかいプリキュア! プリキュアコレクション(全2巻)

 

 

オススメ度:★★★

プリキュアシリーズ恒例、そして神・上北ふたご先生によるまほプリの漫画化作品。女児向け雑誌に連載してたのをまとめた単行本ですね。

 

本編と設定や展開、登場キャラがかなり異なるので、別物として扱った方が良い作品。要するに本編とは違う世界観って事っすね。

とはいえ、本編でも大事にされているMAHOガールズの「一緒にいたい」という部分は据え置き。ニヤニヤが止まらない漫画となっておる。

 

そして、ふたご先生の筆がまほプリという作品と合致しすぎて、ノリにノリまくってるのか、TV本編のニチアサフィルターが木っ端微塵に。

結構引いてしまうぐらいに、みらいとリコの関係性が強調されている。誰がどう見ても夫婦です。本当にありがとうございました。

 

そして、第2巻の描き下ろしストーリー、これがひどい。いやマジでひどい。

雑誌に掲載していない(=幼児が見ていない)のを良いことに、恐らくプリキュアシリーズ史上初のプリキュア同士のXXシーン(自主規制)が描かれる。なんでこれOK出たの?

悪ノリというか…完ッッッッ全に、みらリコをそっちの文脈で描いてしまっているので、あくまで二人の関係性を友情で留めておきたい方にはある意味オススメできないかもしれない。

逆に言えば、そういうのが好きな人は倒れてしまうので絶対読んでいただきたい、なんとも奇怪な漫画となっている。まぁ僕は好きですよ(チョロい)

 

なお、第2巻には「特装版」が存在する。表紙などが違うだけではなく、『Go!プリンセスプリキュア』『キラキラ☆プリキュアアラモード』の面々と共演するストーリーが読める小冊子が付いてるので、出来ればほぼ上位互換のこちらを購入しよう(ただし特装版は電子書籍が存在しない)

とは言っても第1巻と第2巻(特装版)だけだと、背表紙がミラクルとフェリーチェのみになってしまうので、ここにマジカルを揃えたい人は第2巻の通常版を一緒に買っても良いかもしれない。

 

小冊子つき キラキラ☆プリキュアアラモード(2)プリキュアコレクション 特装版

 

オススメ度:★☆☆

続けてふたご先生の漫画版プリキュア…なんだが、他作品じゃねーか!とはなるよね、うん。えーとですね、小冊子。小冊子にMAHOガールズが登場するオリジナルストーリーが付いてるんですよ、はい。また後輩の単独作品にしゃしゃり出てきてるとか言わないであげて。

HUGっと!プリキュア』『キラキラ☆プリキュアアラモード』『魔法つかいプリキュア!』のキャラクターが集合する感じね。「子育て」をテーマ(?)にしているハグプリメンバーと、ある意味では子育て先輩のまほプリメンバーの絡みなどに要注目の一作。

 

 ちなみにこれの元になったコマが載ってます。新規描き下ろし漫画だと思ってたのに…!

 

音楽作品

このブログでも度々取り上げているが、『魔法つかいプリキュア!』の関連楽曲は非常に本編の文脈が乗りまくっており、愛も完成度も高い素晴らしい物となっている。

この記事では、まほプリ関連楽曲をコンプしたい人向けに(ボーカル曲はフルサイズを想定)、どれを抑えておけば良いのかなどの方向性で紹介を行う。なお、コンプしたいならシングルは一切購入する必要はない。*4

全部揃えようとすると、すごい出費になるので、TSUTAYAなりでレンタルするのも手ですね、アルバム5枚で割引とかありますし(俺はこの方法で揃えました)

あとは楽曲によっては配信もあるはず…だが自分は物理CD派なので、そっち方面の紹介は出来ない。ごめんなさい。

それぞれのアルバム収録楽曲のリストは、アルバム名でググれば出てくると思います。

 

魔法つかいプリキュア! オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア♡ミラクル☆サウンド!!

 

オススメ度:★★☆

まほプリ本編の前期サントラ。ミラクルとマジカルの各スタイルの変身BGMや、日常シーンでよく使われるような、まほプリを象徴する基本的な劇伴が多数収録されている。

ドクロクシーに準ずる敵組織で使われる劇伴もここにあるぞ!

 

魔法つかいプリキュア! オリジナル・サウンドトラック2 プリキュア☆マジカル♡サウンド!!

 

オススメ度:★☆☆

まほプリ本編の後期サントラ。主にはーちゃんやキュアフェリーチェに関連した楽曲が収録されている。デウスマストに準ずる敵組織で使われる劇伴もこちら。個人的には拡張パック的なイメージありますね、このサントラ。

さらに今までの変身BGMや必殺技BGMのノンコーラス版もオマケで入っている。主旋律がイマイチ覚えにくいと評判のこれらのBGMだが、コーラスが抜ける事で主旋律が相対的に強調され、そこら辺が若干記憶に入りやすくなるという意味ではオススメだ。

 

「映画魔法つかいプリキュア!」オリジナル・サウンドトラック

 

オススメ度:★☆☆

商品名の通り、キュアモフルンの映画のサントラですね。短編含め映画のために書き下ろされた劇伴を中心に収録されており、中でもペルソナチックなキュアモフルンの人気曲『鮮烈!キュアモフルン』はここにしか収録されてないぞ!*5

 

なお、重要局面で使われた『ふたつのねがい』や『キラメク誓い』など映画内の他ボーカル楽曲も全部あるが、残念ながらいずれも映画サイズのため、このサントラでフル版を聞く事は叶わない。これらに関しては後ほど紹介しよう。

 

ちなみに劇伴の内、以下の楽曲は本編サントラに収録された物の曲名を変えただけなので要注意。要するに曲名違うだけで音源は全く同じって事です。

・モフルンがさらわれた
・モフルン大脱走
・クッキーモフ!!
・タネはかじっちゃダメ!
・決死の追撃

 

映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! オリジナル・サウンドトラック

 

オススメ度:★☆☆

まほプリが現行作品の春映画のサントラっすね。これも映画用に書き下ろされた劇伴が多数収録されているので一応紹介。他プリキュア作品を出自とした劇伴もあるよ!(一部の歴代プリキュア変身BGMなど)

 

このサントラも劇中で使用されたボーカル曲がところどころ映画サイズのため、フルサイズを聴きたい場合は後述する別のアルバムの入手が必要となる。

逆に『魔女の子守歌』の各種スキャット(ある意味ではミラマジが歌うボーカル曲)は、このサントラにしか収録されていないので、俺も入手後に意外と重要なサントラだという事に気づいてしまったね…。

 

そしてこれも劇伴の内、以下の楽曲は本編サントラに収録された物の曲名を変えただけとなっています。

・ほのぼのまったり
・伝説の魔法使い!
・桜の下で

 

映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! ミュージカルソングス

 

オススメ度:★★☆

「あれっ…?春映画のサントラはもう紹介し終えたのでは…?」と思われるかもしれないが、ややこしい事に実はもう一つアルバムがある。こっちはサントラではなく、劇中のボーカル曲を一纏めにした物。

 

『魔女の子守唄』のアカペラ版や、『無力な戦士』のフルサイズはここだけの収録。ついでに、俺の紹介するアルバム方式だと本編前期OPの『Dokkin♢魔法つかいプリキュア!』フルサイズは意外な事にここにしか収録されてないので、わりと重要度が高い(そこまで求めてないならシングル購入でも良いんだけどね)

 

プリキュア映画主題歌コレクション3

 

オススメ度:★★☆

ハピチャの映画からスーパースターズまでの映画関連ボーカル曲を一挙収録したアルバム。ただし、奇跡の魔法とかからは収録されていない楽曲もあるので、コンプにはさっき紹介した2つのアルバムが必要。

 

キュアモフルンの映画サントラでは映画サイズしか収録されていない『正しい魔法の使い方』『ふたつのねがい』の二曲がフルサイズで収録されているプリキュア関連アルバムはこれのみ。そういう意味では重要度が高い。

 

ついでに『魔法つかいプリキュア!』と直接の繋がりは薄いが、記事執筆時点でMAHOガールズが客演する全ての映画のボーカル曲*6が入ってるので、そういう意味でもお得。

 

魔法つかいプリキュア! ボーカルアルバム リンクル☆メロディーズ

 

オススメ度:★★★

まほプリのキャラソン集第1弾、これは迷いなくオススメ度MAXですね。やはり、みらいがリコへ愛を叫ぶ『夢までふたり乗り♪』などがポイント高いんですね…(豚)

 

本編でいうと前期ぐらいの時系列で作られている楽曲ばかりなので、例えば「十六夜リコ」ではなく、中学校に通う前の「リコ」名義の楽曲もあるのが注目点。つまり、各キャラクターの「出逢い」を意識した物が多い印象。

 

さらにMAHOガールズだけではなく、補習メイトや校長、前期三幹部といったサブキャラクター達のキャラソンが登場したのもこのアルバムだけ。ここまでサブキャラクターのキャラソンが作れたのは、やはり『魔法つかいプリキュア!』に登場するプリキュアが少ないからこそかな。

 

各楽曲への雑感も過去に書いてるので、暇な方は是非(第2弾以降はまだ時間かかりそうです、ごめんね…)

www.magika4.com

 

魔法つかいプリキュア! ドラマ&キャラクターソングアルバム ドリーム☆アーチ

 

オススメ度:★★★

キャラソン集第2弾っすね、と見せかけてなんと、まさかのボイスドラマ付き。

1話1話は短いが、全5話あり、合算すると本編1話分の分量がある。こんなに嬉しい事はない…。

内容としては本編のエピソードを補完する物が多め。例えば、第1話「Dokkin!魔法界はじめての夜!」は本編では描かれなかった、みらいが初めて魔法界に来た日から補習が始まるまでの一夜を描いている。

とにかく、スタッフが本編で描けなかったエピソードの大バーゲンセール!って感じなので、これは絶対購入した方がいい。

 

一方キャラソンは本編でプリキュアに変身する3人に絞り、新曲を収録。リコがみらいに向けたラブソング『オレンジア』など、ファンの間でも大人気の楽曲があるぞ!とにかく全編にわたり尊みが心臓をグシャグシャにしてくるアルバムなんだ…。

 

魔法つかいプリキュア! ボーカルベストアルバム 手のひらのおくりもの

 

オススメ度:★★★

「ベストアルバム」とある通り、先程紹介した2つのボーカルアルバムから人気曲をピックアップし、『魔法つかいプリキュア!』というコンテンツの「エンディングテーマ」とも名高い新曲『手のひらのおくりもの』を収録している。

 

というわけで、ほぼ曲被りが発生しまくるアルバムなので、ちょっと買い辛いのではあるが、本編の前期OPを除いたOP・ED計3曲のフルサイズが収録されているため、その点では重要度が高い。

 

逆に考えれば、別に楽曲コンプ目指してないよ!って方はこのベストアルバムだけ買ってしまうのも手だろう。キュアモフルンの映画の『キラメク誓い』が入っているのも嬉しい。

 

みんなで歌おうプリキュアパーティー! 〜ハロウィン・盆おどり・おたんじょう会・たいそう・クリスマス〜

 

オススメ度:★☆☆

えっ、なにこれ…?と思われるかもしれないが、説明させて欲しい。

プリキュアシリーズを題材に各季節の行事(誕生日やクリスマス)の楽曲を収録したアルバムで、収録楽曲も別にまほプリのために作られたわけではないし、歌ってるのもMAHOガールズではない。多分、子供向けに開催する小規模イベントとかで流す事を想定しているんだろう。

 

パッケージがMAHOガールズだから、というのもあるが、実は収録楽曲の内『プリキュア☆彡ハロウィンカーニバル!』『プリキュア音頭〜スマイルWink〜』『Precure Holy Night』の三曲が挿入歌または劇伴として、まほプリ本編で使用されているのだ。ハロウィン回も、盆踊りも(モフデレラ回)、クリスマス回もありましたよね、そこですそこ!そこで使われてたんです!

つまり一応…微粒子レベルではあるが、まほプリ関連楽曲を収録したアルバムといって差し支えないだろう。そういうわけで紹介した。はい、うん。マジでコンプしようとすると、こういうめんどくさい事になるんですよ。

 

音楽作品まとめ

つーわけで、まほプリ関連楽曲をコンプしたいなら、ここまでに紹介したアルバムを全部入手すれば、一応揃えられます。先述の注釈通り、カラオケ音源諸々も含めると全然足りないのですが…。

全部もいらねえ!って方は各アルバム名で検索すれば収録楽曲わかるんで、単曲購入するなり上手い事やっていただければ。

 

ちなみにこんなのもあって、これもわりと主要なまほプリ関連楽曲が揃ってるし、他プリキュアシリーズの楽曲も同時に一通り欲しいならオススメです。 まぁ見ての通り、あまり気軽に買える物じゃないので、そこだけ注意ですね。

 

 『魔法つかいプリキュア!』関連ボーカル曲が具体的にどのシングルやアルバムに入ってるかは、ありがたい事に祥太さんがまとめた物を上げてくださったので引用させていただきます(ツイートのツリーにありますが、この記事へのツッコミもありがとうございました、表現に配慮が足りなかったのは確かでしたね)

 

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設定資料やインタビュー系

キャラクターが活躍してるわけではないです。でも『魔法つかいプリキュア!』という作品がどうやって作られたのか、一体どんな想いや願いを込められ4クール走り抜けたのか。それらを理解したい人には絶対後悔させないので、是非!

 

魔法つかいプリキュア! オフィシャルコンプリートブック

 

オススメ度:★★★

本編終了後に発売された『魔法つかいプリキュア!』のムック本、そして決定版。必須レベルですこれは。とりあえず、まほプリの全てが「総括」され、詰まっていると言っても過言ではない。

 

これどういう本か書こうかすると、2記事ぐらい書けちゃうレベルだと思うので、非常に紹介が悩ましいんですが、本放送でしか見る事ができなかった本編エンドカードなどが全て収録されているのは多分この本だけ。全ストーリーの解説もあるし、登場キャラクターも大方紹介されてるし、スタッフや声優インタビューも充実している、とだけ言っておきましょう!とりあえず大体あるのだ、とにかく!

 

魔法つかいプリキュア!設定資料集 決定版

 

オススメ度:★☆☆

TV本編に登場したほぼ全てのキャラクター、小物といった要素のラフ画を全430ページで掲載。なお、デザインをした方々のインタビューとかも一切なく、本当にラフ画しかないストロングな大型本となっている。

 

どっちかというと、まほプリキャラで何かしら二次創作をしたい方々向けという印象。絵描いたりする時には間違いなく参考になると思います。

 

しかし、お値段が結構するだけならまだしも、本自体が分厚いし、デカイし、普通の本棚に収められない超カロリーなのが非常に難点。購入する際はよ~く考えましょう!

 

宮本絵美子 東映アニメーション プリキュアワークス

 

オススメ度:★★★

魔法つかいプリキュア!』のキャラクターデザイン諸々を担当された中心人物・宮本絵美子氏(←神)プリキュアシリーズで描いてきた版権イラスト(例えばLINEスタンプなど)や原画などをほぼフルに収録。インタビューも盛り沢山といった感じ。

なお、プリキュアシリーズ全体と言っても『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』のとあるシーンの原画(これが漫画版まほプリに繋がる因果…)以外は全て『魔法つかいプリキュア!』に関連する資料となっており、実質のまほプリ資料集といっても差し支えはない。

 

えっとですね…「かわいさの暴力」というワードを使うならまさにこの本が最適っすね…。誇張抜きでページめくる度に死にます、ええ。

マイナーなグッズ向けに描き起こした版権絵とかもあって「なにこれ見た事ない!?」の連続。しかもスタッフ身内イベント用に描き起こしたイラストなど、本来なら門外不出の物まで収録されている。ハロウィンイベントのイラストが滅茶苦茶ヤバイ。死ぬ、マジで死ぬ。可愛すぎる。いや本当にこのイラストヤバイんだって。

 

そして、作品が固まる前のラフスケッチまで収録。なんと、プロトタイプ版の「モフルン」「はーちゃん」や「みらリコ」が掲載されている。現行デザインに慣れてしまった今、かなり衝撃的な姿なので、一見の価値アリだ。確かにあのままのデザインだったら今程の人気はなかっただろうなぁ…。でも、みらリコに関しては修正前も「良い…」って感じなので、この方向性も見たかったというのは否定できない。

 

インタビューも興味深い事実が連連と書かれている。まほプリ本編を見てハリー・ポッター意識してね?」と思ったそこのアナタ、その答えがここにあるんだよね!

そして最後にはシリーズ構成の村山功さん(間違えた…プロデューサーの内藤Pです!ご指摘感謝)がコメントを寄せているのだが、これを「縦読み」すると、まほプリ民にはたまらないギミックが隠されている。俺はこれ目当てで買ったんだよね…。本当に何とか頼みますよ内藤P…ダイの大冒険』終わったらカムバーーーーーーーーック!!!!!!!!

 

Febri Vol.36

 

オススメ度:★★☆

表紙と巻頭特集が『魔法つかいプリキュア!』で、本編前期のストーリーガイドに加え、その時点でのスタッフや声優インタビューが掲載されている。

 

まだ放送途中のインタビューという事もあり、全てを明かされていない声優陣の「疑問」が垣間見れるのが特徴。例えば、みらい役の高橋李依も、リコ役の堀江由衣も「みらいにとってのリコとは?」「何故みらいはリコじゃなきゃダメなんだろう?」という、最後まで本編を見たファンの間でも解釈がすごく分かれそうな部分に突っ込んでいる。確かに明確な答えを出すのは簡単ではないよね…。偶然じゃない…出逢ったのは…何に導かれて…?

 

シリーズディレクターやプロデューサーのインタビューも興味深い事実が書かれている。例えば、「魔法つかい」なのに何故プリキュア達が肉弾戦メインで戦うのか、「キュアップ・ラパパ」という呪文は作品を見ている女児達にとってどんな存在になる事を想定していたのか、などなど…。

魔法つかいプリキュア!』が本当の本当に女児達の事を考えて作られていた事がわかって、ますます推してしまう…そんな特集号になってるので、答えを知りたい方は是非。

 

ただし、この号の最大の問題点として、入手難易度が非常に高いところにある。上に貼ったAmazonの商品リンクを見ていただければわかる通り、もう適正価格の新品は売っておらず、非常に高額な中古に頼るしかなくなっているという状態にほぼ陥ってしまっている。

幸い、俺の場合はフォロワーの方が500円で売ってるショップを紹介してくれたので何とかなったが…どうしても見たい、でもお財布が…という方は国立国会図書館なりで読むのも手だろう(いやこれもハードル高いけどさ…)

 

月刊アニメージュ2017年1月号増刊 『魔法つかいプリキュア!』特別増刊号

 

オススメ度:★★★

まほプリ尽くし!とにかくまほプリ尽くしの号。これも情報量としてはオフィシャルコンプリートブック並みにあって、それをより放送中のライブ感に特化させた感じですね。

 

内容としては、まほプリが放送開始したアニメージュ2016年3月号から、キュアモフルンの映画が公開された2016年11月号までに掲載されていたまほプリ記事を一纏めにしている。本編のEDのCGダンス制作秘話や、春映画の「奇跡の魔法」に関するインタビューもあるし、放送開始したばかりの声優陣の初々しい反応も見られるぞ!

 

加えて増刊号オリジナルの記事も多数掲載。本編も映画も見た後だと感涙必至のキュアモフルン制作秘話(本当に愛に溢れてる事が伝わってくる)や、サブキャラクターである補習メイト・まゆみ/かな・敵陣営の声優陣へのインタビューも!まさに、まほプリという作品自体が好きな人に向けたって感じ。クマタの裏設定とかが載ってるのもこれ。

 

とりあえずこの増刊号で判明する情報で俺が注目したのを列挙するぞ!

・みらいが魔法界に来ていきなり魔法を使えた理由
・ヨクバールの「合体」と、みらリコの「繋がり」の対比
・EDダンスでみらリコがカメラに目線を向けないで、お互いに見つめ合ってばかりの理由
・モフルンの性別設定*7
・まほプリで「夢」「希望」というテーマを取り扱わない理由(重要)

あと、この増刊号は『魔法つかいプリキュア!』で登場していないにも関わらず、メインキャラクターのように紹介されている謎のキャラクター「椎名龍一」で当時話題になってたらしい。椎名龍一君ファンは必携だね!(?)

 

月刊アニメージュ2016年12月号

 

オススメ度:★☆☆

その先に俺はいるぞ…。アニメージュの特別増刊号に掲載されているのは2016年11月号までなので、それ以降は個別に入手する必要がある。一応紹介します。

 

12月号はキュアモフルンの映画の特集で、上述の特別増刊号がストーリーや設定に突っ込んだ物なら、こっちはキュアモフルンのデザイン意図やアイデアが簡易的に載ってる感じです。

 

月刊アニメージュ2017年1月号

 

オススメ度:★☆☆

本編終盤の時期の号という事で、シリーズ構成の村山功さんの終盤のエピソード解説などを掲載。本編ではわからなかった「幼いリコの元に舞い降りた魔法の杖のルーツ」といった裏設定も載っていて興味深い。

Febriの声優インタビューで声優陣が疑問に思っていた「何故みらいはリコじゃなきゃダメなんだろう?」の答えの一部も載っている…かもしれない。

 

そして、前述の幻のキャラクター「椎名龍一」の詳細もまさかのここで判明。椎名龍一君が本編に出ていた場合の『魔法つかいプリキュア!』に想像を巡らせるのが楽しくなる事は間違いなし!

 

月刊アニメージュ2017年2月号

 

オススメ度:★☆☆

本編最終回直前の号。既にお別れムードが溢れている特集記事だ。

 

プロデューサー視点で第49話のアフレコ後のみらい役・高橋李依の様子などが涙を誘う。

そしてデウスマスト系の敵幹部や、クシィと校長の資料も豊富に掲載。クシィと校長がみらリコの対比になっているという証言など、クシ校好きには必携となっている。

 

月刊アニメージュ2017年3月号

 

オススメ度:★★★

アニメージュでまほプリの単独記事が掲載されるのは、この号が最後。

伝説の「第49話」をプレイバックするとの事で、Bパートを含めた絵コンテを掲載。Bパートの絵コンテはもちろん例のシーンです。アニメでももちろん感情がグチャグチャにさせられるシーンですが、静止画の絵コンテでもそれは変わらず…むしろ、みらいの一つ一つの表情をじっくり見る事になるので、余計ヤバイ。俺は涙が止まらなかった。

 

そして、本編を見るだけでは想像するしかなかった「リコ達と再会するまでのみらいが一体どんな思いを抱えて過ごしてきたか」も言及されている。

まほプリの「第49話」が好きなら、必携です。

 

月刊アニメージュ2018年1月号増刊 『キラキラ☆プリキュアアラモード』特別増刊号

 

オススメ度:★☆☆

MAHOガールズが客演した映画2作品の特集が載ってるので、こちらも一応紹介。

特にプリアラの映画は、MAHOガールズの時系列が明言されていたり、映画自体の作風が『魔法つかいプリキュア!』に影響を受けている事が語られている。

そして、何故プリアラの映画にMAHOガールズをゲスト出演させたかの理由も書かれている。気になる方は是非。というかこの号はまほプリ関係なく、プリアラ映画自体のインタビューがかなり面白いと感じたな俺は。

 

月刊アニメージュ2019年1月号増刊 『HUGっと!プリキュア』特別増刊号

 

オススメ度:★☆☆

プリアラのと全く同じ理由で紹介。

こちらも久々(久々ではない)に客演したMAHOガールズ声優陣のインタビューが掲載されているので、気になる方は是非といった感じ。何気に声優陣が今でも連絡取り続けているという事実が判明したりと微笑ましい。

 

『オールスターズメモリーズ』の特集記事では「映像作品」の項目でも紹介したミデンのフォームの一つである「ミラクル&マジカルミデン」が掲載されているぞ!

 

だいすきプリキュアまほうつかいプリキュア!&プリキュアオールスターズ ファンブック あき・ふゆ

 

オススメ度:★★☆

表紙からわかると思うが、女児向けにターゲットを絞った感じの書籍で、幼児向けの雑誌に載ってるようなパズルといったお遊び要素が中心となっている。

…と見せかけて、明らかに大人をターゲットにしたキュアモフルン映画公開記念の声優インタビューが掲載されてるので、わりと無視できない。

 

インタビューでは、映画の「願いを言葉に」「友達」に関連し、声優陣が過去の実体験や交友関係を交えて語る場面があり、映画のテーマに説得力を持たしている。というか、その点は他のインタビューより好きですねこれ普通に…。うむむ…!

 

そして何気に商品化されてる全リンクルストーンやまほプリ関連グッズを網羅してるので、資料性の高い一冊になっている。というわけで、女児向けと言えど紹介したかったわけです。

 

『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』田中裕太監督インタビュー

www.animatetimes.com

www.animatetimes.com

 

オススメ度:★★☆

この記事を読んでくださった方から紹介していただきました、キュアモフルンの映画の監督インタビューです。WEBメディアの記事は確かに盲点でした…感謝です。前編後編で分かれているので注意。

 

前編では、モフルンの「性別」に絡めて、初めてのスカートじゃないプリキュアになったキュアモフルンのデザイン意図などが語られている。

僕がすごい気になってるのは、アニメージュによればモフルンの性別は「当初から女の子」とシリーズ構成の村山功さんが明言してるわけなんですが、このインタビューではまた違った事実が語られている部分。映画を作る際に設定変更があったのか、それともチーム間にモフルンの性別設定について解釈の齟齬があったのか、どちらかはわからないが、背景を推し量るのが楽しい。

 

後編では、モフルンとクマタを対比させ、その切り口から映画のメインテーマ(と裏エピソード)を監督の口から語るインタビューとなっている。

劇中のアクションシーンに込めた思いなども語られており、『魔法つかいプリキュア!』が抱える「日常」と「戦い」の必然性に納得がいく物になっているぜ。

 

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というわけで、紹介は以上!なっっっっっっがwwwwwwwwwwwww

「魔法つかい」が溢れ出している!(ウォズ)

簡単に紹介するつもりだっただけなのに、感情を抑えられなくて余計な解説が増えちゃってますねこれ…反省反省…反省しないな多分コイツ…。

 

魔法つかいプリキュア!』に関する資料やグッズは、これでもまだまだ他にもあるので本当は紹介したいところなのだが、流石にキリがないので…まほカツ!してる時にまた紹介したい物出てきたら追加しようと思います。

というか、是非俺が知らないのあったら紹介して欲しいですね。あと、掲載情報に間違いなどあればご指摘いただければ…。

 

紹介した商品を全部買え!と言ってるわけではないので、まずは気になった物を是非チョイスしてみて下さい。何度でも言いますが「オススメ度」は仮に優先して楽しむなら…の主観的なアレなので、★1つだから低評価というわけではありません。そこんとこマジでよろしくお願いします。

そして一緒に沼に落ちようぜ!本編が終わっても『魔法つかいプリキュア!』はまだ終わらねえ!

 


*1:10話以降のナシマホウ界定住が決まった後だと「人間界にウキウキ」とはならないと思うので、公開時期的にも補習中の出来事なのかもしれないが、二人の関係値が明らかに9話以降じゃないと成立しなそうな感じなので、判断が難しい。

*2:なので『ドリームスターズ』も中学生時代からの参戦という事になる。

*3:そもそも大学生時代と仮定すると、リコ先生が若返りプレイして魔法学校の制服で魔法学校にいる事になるので不自然なのでは…?

*4:と書いたら「カラオケ音源その他諸々は!?」とツッコミ受けてその通りだと思ったので、一応注釈しておくと、キリがないので、あくまで普通に楽しむ分の現実的な範囲でコンプするならの話になります。カラオケ音源なりはここでは紹介しないので、それも含めて本当の意味で「コンプ」したい方は各自で購入しましょう!

*5:インスト版は『プリキュア ボーカルベストBOX 2013-2017』に収録。

*6:※『映画 HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』を除く。

*7:ネットでよく言われてる「モフルンの性別はモフルン」が実は間違った解釈で広まった事がわかるぞ!