🦋キボウノチカラ ~オトナプリキュア'23~🦋
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) 2023年12月22日
いよいよ最終回!
あす放送の第12話は…
。.:*・゚+.。
「キボウノチカラ」
🕰️Eテレ 23(土) 午後6:25
。.:*・゚+.。
あらすじ▶https://t.co/mfSpwmRjVO#オトナプリキュア #otonapre #precure
▼予告動画▼ pic.twitter.com/Ysm41hfEDh
感想、ツイートで完結させるつもりだったが、ツイートでぶら下げるには厳しそうな感じになりそうなので、こっちでやります。
いつも以上に記事としての体勢は整えてないので、よろしく。
オトナプリキュア最終話、まずは悪いというかシンプルに気に入らない部分から書きたい。後味を良くしたいからね。
意図はわかるけど、クリフハンガーみたいなオチにするな!!!!!!!!!!!!!!台無しだし、それを見て「考えていこう」という気持ちにならねえだろ!!!!!!!!!!
NHK!!!!!!!!!!正確にはSDGs関連で企画持ち込んだ担当者!!!!!!!!!!!!!二度と関わるなよ!!!!!!!!!!っていう気持ちになるよ!!!!!!!!お前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!初の試みだから「次回以降は改善してよね」と大目に見るけどさぁ…!!!!
くどい!!!!とにかくSDGsがくどい!!!!!!!!!!そういう要素の組み込み方はHUGの方が自然と感じてしまうぐらいにくどい!!!!!!!!!!!!!エンディングのSDGsラッシュ、どういう気持ちで見れば良いんだよ!!!!!!!!!最後ぐらい「プリキュア」に焦点を集中させなさい!!!!
………と番組開始当初から味付けが濃すぎるSDGs要素、Eテレで放送している、そして恐らくこの番組を作るための予算などがNHKから出ているであろうということも考えると、作品の独占配信に連なる致し方なさなどはあるのかもしれないが、原作付き作品でこういうレベルで干渉されるのは、やはり飲み込みづらい…。
プリキュアでやるには、あまりにも「思想」が強すぎる。SDGsはみんなで真面目に考えないといけないというのは本当のことなのに、この押し付けがましさは少なくとも俺にとっては逆効果になってしまう。
思想や教訓を押し付ける題材にプリキュアを利用しないでくれ、という気持ちになるよこれは。
プリキュアファンにも向ける番組なら、同じNHKで言うと求められるのは高橋一生版『岸辺露伴は動かない』のような方向性でしょうが!!!!!!!!!!!!!だってアレEテレじゃないし…という言い訳が通じないレベルで、オトナプリキュアでのSDGsの扱い方は度が過ぎてるんですよ………………!!!!!!
世界中のそれを何とかしようと飛び回ってるなぎほの、いやわかるよ…自分達の日常に重みを置いている2人がそれをするのは不自然ではない………不自然ではないけどさぁ…!!!!!!!なんかこう、違うだろ??????!!!!!!!いやこれは初代まだ見終わってない俺が言うのは危ない………見終わってから回想します…。
ふざけんな!!!!!!と思った点は以上。そう、本当にこれだけなんすよ。にしては長々と書いたな?いや正確には、細かいところでもうちょっと気になる部分はあるんだけど…。
まずはね、成田良美さんをはじめとする脚本家の方々、本当にお疲れさまでした…。もう俺は真っ先にこれを言いたい。自分らが過去に手掛けた大事な作品とキャラクターの物語にSDGsを絡ませるという無理難題、インポッシブルオーダーを…よくぞ整合性が取られた形でここまで落とし込んだという拍手…まずはそこなんですよ…。
のぞみ達の未来と夢をこの形に描くにあたって、まず「のぞみ達って別に環境だの持続性だのそんなことは元から考えてなかったじゃん」という誰でも思い付くような問題がある。実際、SDGsっぽい描写を露骨にしている主要人物はベルやシャドウを取り巻く事象に限定されていて、のぞみ達の話は本当にそれと関係ない形で終盤まで進行していた。
オトナプリキュアはそこをどうしたかというと、のぞみ達の夢や希望が生まれた街がこのままでは滅びるという形で接続したのだ。そう、のぞみ達が今までそういうことを考えていなかった…そしてそれに対処しようとし始めたからこそ、SDGsの「みんなでこれから考えよう」という描写に説得力が生まれる。未来に生きる子供達を導く教師になったのぞみが主軸なら尚更だろう。
最後の最後までプリキュア変身者自身の物語とSDGsを切り離す必要があったし、だからこそプリキュア変身者自身の話はしっかり原作の延長線上でノイズがなく描けるという計算された構成だったように思える。
その中でどうしても終盤に必要なSDGsの話は、ダークナイトライトという緑の郷を愛する滅びの存在や、まさかの初代の雪城さなえ(おばあちゃま)の力を借りてまで描こうとする………3作品が舞台ごと「密着」してるからこそ、ハデーニャ似のおばちゃんが最後に言った「世界は狭い」という部分が強調され、世界中で進んでいる事象が「他人事ではない」ということが理解できるのだ。なんて言ったって異世界のドーナツ王国にまで波及してますからね(一応最後に復興の過程が描かれてて良かった…)
そう、あんなに文句は言ったけど、実はプリキュアにSDGs要素を組み込む且つ変身者の物語を単体で描く上で、オトナプリキュアはすげえ計算されていて、めちゃくちゃ上手いんですよ構成………なんで………????
だからこそ…だからこそ、方向性としてSDGs描写がムチャクソに浮いてて鼻につきやすいのが…本当にもったいない…………!!!!!
応援したり傍観したりするだけの民衆にキレるブンビーさん(プリキュアのプロ)も、すごく良かったもんね…。思いを届けるミラクルライトを持たない民衆がシャドウを打ち勝つために何ができるのか、それはもう自分達で考えて持続するしかない。子供じゃなくてオトナなんだから、そこに踏み込めるよね、というのはオトナプリキュアだなと思う。
5勢のモチーフにかけて最終必殺技が「バタフライエフェクト」になるのも、本当に上手い…!!!1人1人の行動が未来に繋がるという点を描く上で、こんな上手い絡ませ方はない!!!!
ココのぞが夢を追おうとすると恋愛面と両立ができない…という部分も、ミルクが総理大臣になることで民衆の意見を集める…みんなで考えることが大切という形で(これ自体がSDGsにおいて大事)、ココの負担を減らすことで解決する。上手い…構成が上手いんだよ!!!!!よく考えたものだ…………!!!!!
のぞみの「また夢が叶った」で思わず泣いてしまった……………!!!!!お前らはずっとそう!!!!!出逢った時から夢を守る決意をして…叶えて…今度はココからのぞみに夢を与えて………それでも叶えられない「夢」は成長するにつれ剥き出しになってきたからこそ、重みのある吐露………!!!!!5本編を見てる時はそこまでノッてなかった「ココのぞ」にここまで突き動かされるとは俺も想定外だった………本当に2人の終着点として申し分ない…!!!!
S☆Sは……………出して欲しかった……………!!!!オトナみのり……………!!!!まさか言及すらないなんて………………。ブンビーカンパニーがどうなったのかも、結局拾われなかった……………。お話に関係しない、尺が足りない…と言われたら、それまでなのだが………。
咲の婚約相手については人柄をちゃんと描いてくれたので、それ以上のワガママは言えないかもしれない。でも、やはりどうしても気になるのは、美翔兄の存在…。本当にこれは「リアリティ突き詰めるなら学生時代の恋が成就しないこともありますよね」と捉えるしかない。もうそこは逆にキャラクターのリアリティを大事にしているという捉えるべき部分なんだろう。
さて、後味を良くしたいと言ったわりには、こうなってしまっているのだが、何が言いたいかというと、あんなオチにするなら再びS☆Sと5勢をメインにした続編を描くべきだし、今回描かれなかった部分についても掘り下げて欲しいということ。
いやでも咲は留学しに行っちゃったからな………なんか難しいな………。たっくんのその後が心配でならないよ俺は。
いやでもね、本当に泣きまくった回も結構あるんすよオトナプリキュア…。本当に5GoGoの延長線上で描かれたシロうら回(第7話)、S☆Sの未来として日向一家に課せられた呪いに向き合う+解釈一致でしかない満と薫の配信の目的が明かされた第9話、そしてのぞみとココの関係性を改めて描くことで強い約束と決意が解き放たれた第10話………そう、いくらSDGs要素がアレでも本当にここら辺がちゃんとしてたので、絶対に嫌いになってやる!!!!にはならないんですよ………。あと、オトナ咲とオトナくるみが可愛すぎる~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
とにかく…とにかく感情を良い意味でも悪い意味でもめっちゃ掻き乱された作品なのは間違いなく、毎週土曜がとにかく期待と不安、楽しさと悲しさで何かすごいことになってた…。しんどい。最終回を迎えて肩の荷がやっと下りた感がすごい。
めっちゃ殴打されながらも、楽しかったのは間違いない。面白かった。けど、これは『5』とかで許される方向性なだけな気もするので、例えば同じ方向性でオトナトロプリとかは絶対やられたくないかな!!!!!!!!!!!!!!!あと、ナツこまとかもちゃんと拾ってあげて!!!!!!!!ココのぞはともかく、かれくるは大勝利してるのに!!!!!!僅かとはいえブンのぞ描写すらあったのに!!!!!!!いたたまれない気持ちになるよ!!!!!!!『5』で…『5』でもう1回作ってキボウノチカラ見せて!!!!!!!!俺は!!!!!!!!!!今!!!!!!!!『まほプリ2』にすごく怯えている!!!!!!!!!!!!!大丈夫!!!!!!!NHKじゃなくて東映アニメーションの自社製みたいだから!!!!!!!信じろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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