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『ふたりはプリキュア』感想ベタ貼り(第1話~第26話)

 

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▲前回

 

………もうここまで来たらね。行っちゃいましょうか…。

というわけで、見ます。プリキュアシリーズの原点である『初代』を。

 

スマプリからシリーズを見始めて10年以上経ったけど、ようやく…ようやくだよ。むしろ、これまで全然手付けてなかったの逆にすごいよね。

これむしろ前向きに当然だとは思ってて、何故かと言うと別に初代を見なくても普通に楽しめるんですよこのシリーズ。まぁそりゃ映画の客演だとか、明確に初代が縦軸に関わってくるHUGプリだとか、そういうところはやっぱ初代見てた方が楽しめるんでしょうけど。逆に言うと、本当にそれだけなんですよね。

プリキュアシリーズが20年以上も続けられたのって、やっぱり世界観ごと1年周期でリセットされるのが大きい。作品を見る際の前提知識がいらないから、ハードルが遥かに低いんですよね。アニメの放送が終了してしまった他の女児アニメも一応、シリーズとしての枠組みだけ引き継いで世界観や登場人物をリセットするけど、プリキュアシリーズと決定的に違うのは2年以上の周期でそれを行うところなんですよね。新規にとっては、もうそれすらキツいから現状に繋がってしまったのかな…と度々考えることはある。

その点でプリキュアシリーズは1年…4クールきっかり。もちろん初代と5だけは8クールあるんだけど、それ以降はずっと1年周期で実際に20年以上も続けられてるんだから、それがやっぱ正解なんだなと思う。

 

じゃあ何で今このタイミングで初代を見始めようと思ったのか。理由としては2点ある。

まず1つ目は来年…2024年2月に「20周年メモリアル~ふたりはプリキュア 3シリーズ大同窓会~」が開催されるから。S☆S含めた3作品からスペシャルゲストが集うイベントと紹介されており、20周年記念のBlu-rayBOX購入者だけが応募できるイベントだ。

俺はこのBlu-rayBOXは購入していないのだが、なんか同行者を連れていけるイベントたしく、購入して応募したフォロワーが俺を誘ってくれたのだ。無事に当選もしたっぽいので、何が何でも初代をMaxHeart含めて履修を間に合わせる必要性が出てきた。

正直しんどいのではあるし、見てる場合かと言われるとアレなのだが、ネタバレを喰らうよりはマシだし、1度切りのイベントを満遍なく俺は楽しみたい。こうでもしないと俺は永遠に初代を見なさそうなので、貴重な機会をくださったフォロワーにマジで感謝…。

 

2つ目は…やはり『映画プリキュアオールスターズF』の影響が大きい…大きすぎる。

多様な形に広がりを見せすぎたシリーズを1度破壊し、原点である「ふたり」にフォーカスしたこの映画を何度も何度も観て、このまま初代を見ないまま過ごすなんてことは、俺にはできない。

それに作中のプリムとプーカは、自身が理解できなかった「プリキュア」を知る"出で立ち"を俺に見せたのだ。世界を広げようとしている彼女たち(彼女なのか?)と同様に俺も拡げたくなった。初代を知らないのは俺も一緒だ。長い道のりになるとは思うが、今から知ろう。

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それにしても、俺は本当に初代のことを知らない…。名曲すぎる主題歌とかは流石に親の声より聴いたレベルで馴染み深いが………主要キャラクター以外の存在をあまり知らないし、妖精に至っては名前や姿を間違えるレベルで見分けが付いていない…関智一が声やってるのは知ってるでウィス!

それどころかシリーズを途中から見始めた俺にとっちゃ、初代は「他差し置いて優遇されてんな~~~~!!!!!!」みたいな悪印象すらある。心を奪われたS☆Sを見た後だと、尚更その気持ちは強くなりそうで怖い…。いやまぁ初代なんだから優遇されるのは、当たり前だとは思うんだけど。

 

でもプリキュア展の歴代変身バンク垂れ流しコーナーで見た初代の変身バンクには、かなり痺れた…。「原点にして頂点」という言葉はあまり好きではないのだが、この変身バンクのキレの良さやカッコよさは確かに「原点にして頂点」と言っても差し支えないと感じた。

それにやはり、20年の原液であり、高い評価をとにかく得ている。少なくとも駄作ではないのは確かだろうし、そこは安心して良いのだろう。ただ、これまでの傾向から俺の好みの作品は何だか世間一般のそれとはズレまくることが多いので、初代が俺の好みの作品であるかは蓋を開けてみないと…というところは否定できない。作品としてよく出来ているからと言って、それが俺の感情に呼応するかや、好みの作品になるかは別の話になってしまうので…。

 

本音を言うと、初代を過剰に好きになってしまうと展開の過剰供給に俺の精神と銀行口座が苦しめられるから、距離を起きたいだけです。どっちが敗けるか勝負だ!!!!!!初代!!!!!!!!!!

 

~以下いつもの前置き~

なお、このブログは広告貼ってその収入でドメインを維持してるので、著作権周りはちゃんとしないといけなく、アニメをスクショしたツイートは非掲載となっている。引用するにも微妙なのばっかなので、気になる方は前後のツイートを表示するアドオンとかを利用していただきたい。

 

あと、感想は基本的にスレッドで長々と書いてる時の方が多いが、ここでは1ツイート目しか貼らないので、続きを見たい方はお手数ですが都度リンクを開いていただければ…「Twitterで会話をすべて読む」的なボタンが表示されているはず(Twitterアプリ内からこの記事開いた方は、ボタン押すと記事消えちゃうので、別ブラウザから開くなどしてください)

 

 

第1話「私たちが変身!?ありえない!」

※ちょうどS☆Sとコラボしてぷよクエを軽く始めていた

第2話「カンベンして!闇に狙われた街」

第3話「イケてる実習生に気をつけろ!」

第4話「ミラクル!?生きている美術館」

第5話「マジヤバ! 捨て身のピーサード

第6話「新たな闇! 危険な森のクマさん」

第7話「熱闘ラクロス! 乙女心は超ビミョー!」

第8話「プリキュア解散! ぶっちゃけ早すぎ!?」

第9話「取り返せ! メポメポ大作戦」

第10話「ほのか炸裂! 素敵な誕生日」

第11話「亮太を救え! ゲキドラーゴ・パニック」

第12話「悪の華ポイズニー参上! って誰?」

第13話「ご用心! 年下の転校生」

第14話「ウソホント!? にせプリキュア大暴れ」

第15話「メッチャ危ない家族旅行」

第16話「ストレス全開! マドンナはつらいよ」

第17話「ハートをゲット! トキメキ農作業」

第18話「ドキドキ! 中間テストは恋の迷宮」

第19話「こわすぎ! ドツクゾーン最後の切り札

第20話「どっちが本物? ふたりのほのか」

第21話「衝撃デート! キリヤの真実」

第22話「ウッソー! 忠太郎ママになる!?」

第23話「危うし! 夏合宿の悪夢」

第24話「決戦! プリキュアイルクーボ

第25話「いざ光の園へポポ! 私たちも!?」

第26話「さよならメップルミップル!? やだー!」

 

 

はい…というわけで、初代1期は半分…MHも含める1/4を見終わりました。なんだかんだ毎日1話ずつ見ると、あっという間である。

プリキュアシリーズの第1作、つまり原点ということで見始めたわけだが…………ら、乱雑………!!!!!!

 

前置きをちゃんとしたいのだが、別につまらないわけではない。むしろ、作品としては面白いし非常にエネルギッシュだ。

だが、あまりにも雑多…!乱雑………!なんというか「何がしたかったんだこの回…」みたいなのが非常に目立つ…。毎日出力する感想ツイが俯瞰してみると辛口すぎて逆に申し訳なくなってしまうぐらいだ。

 

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前回のS☆Sの統括感想で要約すると俺はこんなことを書いている。

「最近の作品は昔の作品から反省できるので、どんどん脚本の平均値が上がっている」「裏を返せば、見る前は初期の作品であるS☆Sにそこまで期待していなかった」「しかし、そんな懸念を他所にS☆Sの脚本は今の作品と相違ないほどに素晴らしかった」

 

………何が言いたいかというと、S☆Sで抱え、後に否定された懸念は、まさしく初代視聴中の俺の元に具現化して戻ってきたということだ。そんなことある!?

 

こういうこと書くと、あまりにもS☆S信者すぎてアレなのだが、なんというか本当に今のプリキュアシリーズの安定した空気感やフォーマットを作ったのは初代ではなくS☆Sなんじゃないかと思ってしまう。初代はあまりにも基盤がグラついている…!

 

と言っても悪いことばかりではない。基盤がグラついているが故に、初代は初代で初代にしかない空気感が存在する。今のプリキュアシリーズでは絶対に見ないような描写が第1話からモリモリ出てくるのは、本当に見てて楽しい。トロプリの土田SDが言ってたように「プリキュアは絶賛、堕落中」なので*1、ネジを締めすぎて出来なくなってしまった表現や展開が非常に多い(自覚しているのか、最近はそこにメスを入れようとする動きが目立つが)

そして、後の作品で「革新的だ!」と持ち上げられていた描写は、主軸に据えていないだけで初代が実はもう行っていた…!という印象も強い。まだ1/4しか見ていない俺でもそう感じるのだから、本当にそういうレベルで乱雑に色々なことをやりたいようにやっている。

 

なんと言っても、プリキュアシリーズの基本と言われつつも後の作品で形を変えながらオミットされていく「普通の少女が非日常に巻き込まれることの葛藤」という軸が、初代ではとにかく徹底されており、逆に新鮮に感じる。普通を求める女の子たちが一方的に…いきなりガチの殺し合いに巻き込まれるのだ。それは普通に考えたらおかしい。そのおかしさをちゃんと「ぶっちゃけありえない!」しているんですよね、初代………。

ピーサードを実質の死に追いやって泣き崩れるプリキュア変身者や、戦いに身を投じる覚悟を決めたプリキュア達への憧れの否定を描いた偽プリキュア回などなど………こんな殺伐とした空気感は間違いなく初代特有の物だろう。

 

なので、統合すると初代は「確かにシリーズの原点」だが「作品を構成する要素はあまりプリキュアではない」という印象に着地している。プリムよ、プリキュアわかんねえよな…安心しろ俺も一緒だ。

見てない人に通じないので申し訳ないが、平成ライダーシリーズで例えるならまさに『クウガ』である。『クウガ』は平成ライダーの第1作だがあまりにも味が独特で、シリーズとしての基盤や空気感を作ったのは次作『アギト』であるという点と同じ。プリキュアに関してもS☆Sが『アギト』のような位置付けであることに疑いはない。

 

なので、結局のところ俺の好きなor慣れているプリキュアへの空気感がS☆S以降に醸成されていったもので、それがまだ存在しない初代に対して困惑を覚えるのは当然なんだろう。慣れていくしかない。

それでも1話の中でやりたいことが定まってないように感じるのは、やっぱり脚本の質に違和感を感じてしまうので(ド素人のくせに偉そうだなお前!)、何とかしてもらいたいものである。

 

ところで、志穂がすごくすごくすごく可愛すぎるんだが、なんでみんなもっと早く教えてくれなかったんですか?俺は志穂のために見続ける。

 

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*1:脚本の質とは別の部分である。