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『Yes!プリキュア5』感想ベタ貼り(第26話~第49話)

後編+総括感想の記事です。

(前編はこちら)

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(5GoGoはこちら)

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(前記事と同文)

なお、このブログは広告貼ってその収入でドメインを維持してるので、著作権周りはちゃんとしないといけなく、アニメをスクショしたツイートは非掲載となっている。引用するにも微妙なのばっかなので、気になる方は前後のツイートを表示するアドオンとかを利用していただきたい。

 

あと、感想は基本的にスレッドで長々と書いてる時の方が多いが、ここでは1ツイート目しか貼らないので、続きを見たい方はお手数ですが都度リンクを開いていただければ…「Twitterで会話をすべて読む」的なボタンが表示されているはず(Twitterアプリ内からこの記事開いた方は、ボタン押すと記事消えちゃうので、別ブラウザから開くなどしてください)

 

 

第26話「ロマンス全開リゾートライフ!」

第27話「りんちゃんイケメン幽霊とデート!?」

第28話「こまちの夏祭り奮闘記」

第29話「のぞみの一日マネージャー」

第30話「ミルクの決意とみんなの力!」

ごらん、これがキャラクターに脳みそを破壊された者の末路だよ。

第31話「のぞみとココのラブレター事件!」

第32話「りんちゃんのハッピーウェディング」

第33話「大スクープ!プリキュア5独占取材!」

第34話「ミルクを守れ!白馬の騎士かれん」

第35話「ナッツの鍵とこまちの心」

第36話「目指せ完走!マラソン大会」

第37話「ココのヘルシー大作戦!」

第38話「プリキュア5のシンデレラ物語」

映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!

第39話「恐怖!デスパライア現る」

第40話「理事長の正体を探れ!」

第41話「伝わる気持ち こまちとうらら」

第42話「りんとかれんのひそかな約束」

ドラマ『パルミエ王国のふたりの王子』

※最終回を視聴後に聞いてます

第43話「こまちの決意とナッツの未来」

第44話「お世話役ってどんな人?」

第45話「のぞみとココのクリスマスの誓い」

第46話「カワリーノ非情の策略!」

ドラマ『小々田先生とナッツ店長』

※こちらも最終回を視聴後に聞いてます

第47話「ドリームコレットを取り戻せ!」

第48話「希望VS絶望 最後の対決!」

第49話「夢と希望のプリキュア5!」

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総括感想(長い)

プリキュア5、見る前の俺の中の印象としては、実はそんな良いものではなかった。

めちゃくちゃ雑に「やたら人気がある」「やたら優遇されてる」という感じで、天邪鬼な人間はどうしても心情的に反発を抱いてしまうものだ。それでも客演ブンビーさんの面白さや、(まだ登場してないが)ミルキィローズのビジュの良さ、ヒープリ映画での活躍で色々繋ぎ止めてたところはある。俺はちゃんと映画の副音声も聴いたよ…!

 

しかし…しかしだ。「なんでこんなんで人気あんの?」と俺に思わせていた一番の要因は…そう、作画である。雑に「作画」というワードを使うことが適切ではないのは承知しているが、元々雑な認識で語るアレなので、大目に見てください。

俺の『プリキュア5』本編とのファーストコンタクトは、実は今回ではない。TOKYO MXではプリキュアシリーズの再放送がされているのだが、俺が適当にチャンネルを切り替えてる時にたまたま映った『5』…いやアレ『5gogo』かもしれんが…とにかくそれが最初だし、それは1度切りではなく何回かあった。

なんというか…それで俺の目に映るエピソードは毎回、やたら作画が崩れているのだ。なんか顔が変…そう、とにかく何かがおかしい…。グチャア…ってなってる。

そんなこともあったので『プリキュア5』という作品には「画面の質がすげえ悪いのに、何故か人気もあって優遇もされている」という印象を抱いてしまったのだ。この時点で「テメー何を言ってやがる!?ブッ○すぞ!!!!!」と思ってる方、一旦落ち着いて…最後まで話を聞いてください…。

 

じゃあ、今回実際に本編を最後まで見てどうだったか。残念なことに「画面の質が…」という印象は大きくは変わらなかった。が、なんとなくでその原因はわかった。俺がそういう印象を抱く回は、大体「河野作監」だ…これだ…。

他の人の反応も見る限り、どうやら河野作監に対する違和感は概ね共通のようで、それを置いといても俺はこの作画の方向性が好きではないらしい。特に何故か河野作監はこまちが…俺の個人的見解だがこまちは作監によって与える印象が大きく変わってしまうキャラだと思う。全国のこまちファンに怒られるに決まってるが、河野作監のこまちは、そりゃもう凄まじく…俺はお話に集中できないレベルで拒否反応が出ていたというところは正直に打ち明けてしまう。なんか河野作監以外でもヤバイ回があったような気がするが、とにかく河野宏之という名前は強く印象付けられた。徐々に慣れていったけど、最終回も集中し辛かったな…。

 

…………が、河野さんの描く戦闘シーンはすごいというのはガチで本当だった。特に「キュアアクア VS ハデーニャ」の騎馬戦は、本作どころか俺がこれまで見てきたプリキュアシリーズ全体で見てもトップクラスに最強で胸を掴まれた戦闘シーンだったと言いざるを得ない。ここから認識を改め、質が悪いというよりは癖が強すぎて俺には合わないことがあるぐらいの方向で考えようと思うようになったのだ。

また、散々文句を言ってきたが、その辺の回がアレなだけで、他の回は普通に作画が安定しており、キャラクターもすごく可愛く見れた。むしろ、そういう回の方が多かったとすら今では思う。ということは、TOKYO MXで俺がたまたま断片的に見てた回はどういうわけか河野作監に毎回ぶち当たってたと考えるしかない。どんな確率だよ…。

 

さて、作画の話だけで長くなってしまったので、ストーリーとかの話をしたいのだが…いや俺って作画の話なんて普段はしないので、本当にそれ程までに気になったレベルですごかったんですよ…はい。

ストーリーも色々言いたいことが多すぎる。こういうのは後味を相対的に良くするために、まず悪かった点から書くべきか。

 

いやそりゃもうね、ミルクですよ…ミルクに決まってんだろうが!!!!!!

俺はスマプリからシリーズを追いかけた人間なので、昔のプリキュア妖精はめちゃくちゃウザいという断片的な情報をかじっていた程度だったし、半信半疑だった。その上でミルクというあのキャラクターを見せられたのである…。

俺は5人の中で一番好きなのは、りんちゃんさんこと夏木りんなのだが*1、上述した通り視聴前はビジュアル的にミルキィローズが好きなのだ…好きなのに、どうして…。

なんというか…ナイトメア社より悪夢と絶望を魅せていたのはミルクだったと思う。狂っちゃう。いやらしいことに俺は妖精としての姿のミルクも「めちゃくちゃキュート…」と感じてしまったので、余計に感情が乱される。あんなんでミルクはとにかくヘイトを稼ぎまくる言動しかしてこない…恐ろしすぎる…。

最終話まで見た後だと感じるのは、ミルクの性格が悪いというより、のぞみ達の仲違いや絶望的な展開に持ち込むために都合良くミルクというキャラクターを舞台装置的に使っている構成が悪い。俺は脚本のプロでも何でもないので素っ頓狂なことを言ってるかもしれないが、例えばミルクをナイトメア社に脅されてココ達の元に潜り込んでるスパイ的な位置付けにすれば、不快な感情にも落とし所を付けやすくなったのでは…と思わざるを得ない。でも…のぞみと喧嘩して、かれんに泣き付くミルクのシーンとかは…すごく好きなんだよな…。

 

はい、で…ストーリー的に悪いと思った点は逆に言えばそれしかなかった。

まず『プリキュア5』はキャラクター同士の会話とかの空気感が…好み!お互いに遠慮せずにド突き合う感じのやり取り…特にりんかれみたいなヤツ…尊くないですか?店の宣伝ができると期待したのに、うららが出演番組で微妙な映り方した時の遠慮のない反応とかもさ…。

最近のプリキュアで傾向としてありがちなお互いに優しく付き合う感じ、これはシリーズに求められる最大公約数的なアレで辿り着いた「正解」として、別に俺はそれも悪くないとは思ってるんですよ。でもやっぱ何か友達同士で遠慮なくド突き合ってる方が好みだなぁ…って俺の心が叫んじゃったんですよね。そういえば、俺のベストプレイスであるトロプリも空気感としてはこんな感じだったなって…。

 

で、その上でですよ…シリーズ初の多人数プリキュア作品をやるに当たって、夢というテーマ設定がガッチリ嵌る嵌る…。

それぞれバラバラの夢と悩みを抱えた少女達が、プリキュア…というよりはココ達の王国を復活させるという共通の夢を通してチームを組んで友達にもなる。悩みを抱えていても同じ職場で働く仲間に相談しないどころかワンマンでやろうとして破滅してしまうナイトメア社の面々と違って、のぞみ達は夢も悩みもお互いに共有し合って、それぞれの道を進む意志を手に入れる。今のプリキュア作品ではわざわざ強調しなくても自然に描かれていることだが『プリキュア5』はこれを主軸として前面に押し出しているのが、多人数プリキュアチームの元祖という感じで素晴らしい。

この流れでのあの最終決戦はやはり非常に燃えるし、最終的にのぞみの夢の決定に帰結するのが美しいんですわよね…。

 

まだ最大公約数的な正解が定まってないシリーズ初期の作品が故に、作品全体の構成としては今のプリキュア作品に及ばない部分も俺は感じた。だが、定まってないからこその原液の味と良さで、心を揺さぶってきた作品だと俺は感じた。特に俺はスマプリから見始めた人間なので感じることなのだが、スマプリがかなり5の血が流れた作品だったんだなという、脈々と流れるシリーズの歴史に対する発見もある。

正直、もうこれ以上『5』でやることねえだろ、綺麗に完結してるだろと思ってるので…『5gogo』を見るのが怖いという気持ちすらある。あと、うららに男ができるらしい。耐えられない。でもここまで来たら『5gogo』も見届ける必要はあるだろう。

というわけで『5gogo』は別記事に分離させます。よろしくお願いします。ここまでありがとうございました。

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*1:もうこれからナルトや円堂守の声を聞いただけでドキドキしちゃうと思う…嫌すぎ!