▲第7話の感想記事
このまま1日1話の消化で行きたい…行けるかな…。
何がとは言わないんですけど、何気ない感想残し投稿に色々(色々)飛んでくるので、マジで手遅れにならないように急いだ方が良さそうなんすよね。とりあえず早くそれを前向きに見れるように頑張ろう…。
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■はーちゃんとひーちゃんの関係性
サブタイの「ことはとひすい」の通り、両者は別個?それとも同一の存在なのか…そこを掘り下げた回。
前回のラストまでは俺はてっきり、ひーちゃん(力と意志)がクロノウストに奪われたんかな~…それではーちゃんも魔法が使えなくなっちゃったんかな…と思ってたのだが(はーちゃんもそういう素振りだった)、どうも真実は違うらしく、はーちゃんの中にひーちゃんが残っているらしい。
前回ラスト(次回予告)で俺は「もしかして、第1期のはーちゃんの中にマザーラパーパの力や意志が残ってたのと同じ理屈を適用できるのか…?」と思い直したのだが、チクルンが考察オタクがやってるような長ったらしい複雑な説明でまんま答え合わせしてくれたので、どうやらそういうことらしい…。俺も長ったらしい話しまくるよ。
いつぞやにも書いた記憶なのだが、そもそも第1期のはーちゃん自身、フェリーチェに変身すればマザーラパーパを想起させるような大人びた性格になる上に、世界の混沌が起きてしまった際にははーちゃんの状態でマザーラパーパの意志がそのまま顕現していたような状態にもなっていた。なので、それらの描写を踏襲するのであれば「はーちゃんの中に普通にひーちゃんおるけど?」は確かに成立する。
クロノウストが奪った「力」自体は、はーちゃんやひーちゃんという個の存在を成立させる「意志」とは分離していると考えるのが自然かもしれない。まぁ…エメラルドの力を取り込んだドクロクシーも恐らくそういう感じだっただろうしなぁ…。
逆に成長中のひーちゃんの中にはーちゃんがいたかどうかまでは不明瞭なのかなこれ。アイルの言うことが本当なら、文庫本状態のはーちゃん(意志)はリンクルスマホンの中で保持されていたはずで、ひーちゃんの中にはーちゃんはいなかったという解釈もできる。
それだとひーちゃん覚醒時(第4話)に一瞬だけ顕れたはーちゃんの説明が付かないのでは…?となるのだが、今回のはーちゃんがクロノウストの攻撃により、アイルやみらリコに起きていたような「過去視・未来視による時間を超えた情報同期」と似た類の現象が起きている可能性も考えられ、第4話のひーちゃんと今回のはーちゃんが時間を超えて(限定的に)リンクしたということなのかもしれない。「ふたつの時間(みらい)がいまつながる!」って…そういうことなのか…!?いやわかんないし違うかもしれんけど。でもはーちゃんとひーちゃんで「手を繋ぐ」というのが強調されてるのは、やっぱそういうことだと俺は思うんですよね。
何にせよ、別個の存在だとしてもマザーラパーパ・はーちゃん・ひーちゃんの「意志」を表す記憶や思い出は確かに同じ身体に流れているし、全てが三者にとっての「幸せ」。あまねく生命を祝福する存在だからこそ、自身の中にある「あまねく生命」をも肯定し、それを再び力に…輪廻転生を通して新しい力に再び転化できるという話なのかもしれない。
しかもこの世界で魔法を操る根源的な力ってクロノウストに食われてるっぽいので、はーちゃんは正真正銘の自力で発現した意志や記憶という「有」を元にキュアフェリーチェという「力」「奇跡」への再誕を実現させている…と考えたら、めちゃくちゃ熱いシーンなのでは。
個人的に良かった描写が、クロノウストが「たくさんの幸せから選り好みしようとしてるワン」と言ってるように、攻撃を受けて過去を遡るはーちゃんは数え切れない程の幸せと愛を受けた存在だということがわかるところなんですよね…。選り好みとは言うけど、はーちゃん自身は結局どれが一つがこれ!とは選べてないから「過去」に固定されない存在になっている。
しかも、はーちゃんとしての幸せな過去だけじゃなくて、マザーラパーパとひーちゃんの「過去」…デウスマストと戦って倒れるような「苦しみ」としか本来は言いようがない記憶までもが流れ込んでいた…。過去の苦しみに向き合って未来へ進む第2期において、世界が離れ離れになってる苦しい期間もみらリコの笑顔のために頑張り続けていたはーちゃん(←今回の話で補足された)でしか描けない描写であると感じる。
あと、はーちゃんの過去を暴く行為ってオルーバが小説版含めて2回もやろうとしたものの失敗してたことなんで、恐らく混沌より上位の存在であるクロノウストの強大な力がマザーラパーパまでに遡る「意志の強さ」を暴いた(成功)という意味でもスケールのデカい回収ですよこれ…。
ひーちゃんの話に戻したい。リコがMAHOガールズで鍋を囲む約束を忘れてなかったどころか、そのミクロな約束を果たすために二つの世界を再び繋げようとしていたのは驚いた。いやそうなんだろうけど、第1期で拾いきれなかったそれを実際に今回描写されるとね…。
このMAHOガールズの約束になっている鍋パにおいて、チクルンは空気を読んでクールに去り(お前も一緒にいて良いんだよ…)、はーちゃんの中に確かにいるひーちゃんも(演出として)加われるのは、作品として「はーちゃんとひーちゃんは同時に存在できないが、同時に此方にある家族の一員」という示唆と捉えて良いのだろうか。
上述した両者の関係性描写を踏まえれば納得はする。納得はするし、みらいが嘆いていた「はーちゃんは戻ってきたけど、ひーちゃんがいない…」という事実に対する回答にもなっている。あと、ひーちゃんとの別れという苦しみに向き合い、前向きな未来に進むというテーマの材料になっているのも、すご~~~~くわかるし、これを乗り越えたMAHOガールズが両親を喪ったアイルに提示できる出来事にもなるんじゃないか?と俺は思う。思ってるよ。
それはそうと………それはそうと!!!!!!!ひーちゃんが!!!!!!!!!身体も含めて別個の存在として!!!!!!鍋パに参加できないことに………悲しさを俺は感じるんですよ………。ひーちゃんとのケリは付いたので、果たしてここで完全にひーちゃんの話はフェードアウトするのか…?と言われると、これも俺は感情として違和感がある。
まだ何か………まだ何かあると俺は信じたいんだが………信じさせてくれ!!!!!やっぱここのモヤりがあるから、ドラマとしての理屈はわかるけど、後味的にはノリきれない部分もあったという事実も確かにある!!!!!!せめて某遊戯の王みたいに「もう一人のボク!」みたいに明確になってくれればな~…。
■クロノウスト、お前もう船降りろ
「う~ん…ミラマジ中々やるワンねぇ………せや!力を奪い尽くした出涸らしのミソッカス女の記憶でも素体にして怪物を追加投入したるワン!w」
「何が起こってるワン?」
何が起こってるワン?じゃないんだよ。
そのまま怪物1体をけしかけるだけじゃ倒しきれんから怪物を追加投入したいとか、どうせ既に魔法が使えなくなった普通の少女になってるし…みたいな意図はわかるけど、その少女は混沌を退けたこともある女神の力を一応引き継いだことある存在なんだが??????お前が意志や思いの力を完全に下に見れるような上位存在の立場だとしても、お前が助力したアイルが回りくどい方法でギリギリ無力化できた相手だぞ??????
上述したようにオルーバさえ成功しなかった「はーちゃんのルーツを暴く」という行為をクロノウストはいとも容易くやってのけたあたり、コイツの力は本物なんだろうし、混沌や生命が生まれる以前からいた存在という大層な設定も本当なんだろうけど………アイルが頑張って無力化した存在が太陽魔法発動の全盛期程ではないにせよ普通に力を取り戻しちゃったの、やらかしというレベルではないだろ!!!!!!フェリーチェの新規バンクありがとうございます!!!!!!!
まぁシンプルにはーちゃん(とマザーラパーパやひーちゃん)の辿ってきた道、そして魔法・奇跡に繋がる思い・言葉を軽視していたってだけで、強大な力を持つ悪役のよくある敗退パターンなんですが………にしたってさぁ………!!!!!!!
MAHOガールズからもツッコまれるレベルの変な語尾も含めて、コイツもしかして大層な設定と反して格が下がり続ける系統のラスボス…?最近流行ってるよね、明らかに精神性が小物なのに滅茶苦茶ヤバイ能力を持たされた敵みたいなの。
その点で言えば、アイルは謎の日常感という面白さと愛嬌を出しつつ、ずっと謎の男として不気味に暗躍し続けてたわけだから格がすごい。現時点では幸せな過去に囚われ続けるという目的も果たして勝ち逃げ状態の可能性もあるしな…。混沌や闇の魔法で破滅するアイル、そしてそれを手引きしていたクロノウスト…みたいな図式を最初は考えていたが、もしかしたらこれマジでアイルが一方的にクロノウスト利用に成功してるのかもしれん………これは最後まで見ないとわからないけどね。
しかし、次回予告を見る限り、今度は魔法界を無差別攻撃して、かなりの犠牲を出すっぽいので中々タチが悪いぜ…。補習メイトが巻き込まれるっぽいのは中々ショッキング…。関係ないけどオトナケイが美人すぎて砂糖を吐いてしまう。
あとビックリしたのが、まさかのドクロクシーの復活!!!!!?????クロノウストの意匠が入ってるので、ドクロクシー本人ではなく、誰かの「幸せな過去」を素体にした怪物なんだろうが………第1期では死してなお混沌に弄ばれるクシィに校長が嘆いていたが、第2期でもこれだと…かなり絶許度が高いわね…。
誰の記憶を素体にしてるかは次回予告だけじゃわからんが………まぁドクロクシーとの「幸せな過去」に執着してた存命キャラクターと言ったら………1人(1匹?)しか考えられないわよね…。主人への歪んでて壊れてる愛を一貫させながらも、優しい音色の「オボエテーロ!」を唱えて去ったアイツの「その後」は純粋に楽しみだ。よくよく考えてみると、まぁまぁ人の心がない脚本な気がするが…。
■辛い時こそ日常謳歌!
クロノウストによって次々と民衆が石化してることは把握しながらも、チクルンに対するナシマホウ界ツアーなどを優先するみらい、結構ギリギリなバランスの描き方な気もする。一応ひーちゃんが消えて沈む心情へのフォローもあるし、日常がなければ戦えないのはプリキュアシリーズ全体で一貫してる話だが。もう大学生つったって、本人が言う通り…もう色々なことがありすぎていっぱいいっぱいなんだろうね…。
それでも大学で出来た新しい友人の危機に急行するのは、第1期でも見せたMAHOガールズが決して自分達の日常だけを守ってるわけではないという表れで良かった。友人のさらの「幸せな過去」が映し出された瞬間に「元カレだ!!!!」と即反応したの笑っちゃったんだけど、みらいとさらは恐らく大事なパートナーと上手く行かない苦しみを通して仲を深めたのは想像できる。みらいの上手く行かない大事なパートナーって誰?そりゃお前………5年間も会えなかったし、会えた後も半年にわたってナシマホウ界に来てくれなかったパートナーに決まってるじゃないか………浄化後の「サラなら良い人見つかるよ!」「みらいには言われたくな~い!」のやり取りが答えだろ。
にしても以前の声優インタビューで「変化と言えば、みらい達の友人にも彼氏できてたしね~」と、まるで第1期のみらリコの友人キャラ(まゆかな or 補習メイト)に彼氏が出来たかのような発言があって戦々恐々だったし、誰であっても頑張って受け入れる覚悟を俺はしていたのだが………まゆみとか第1期でそういう回があった以上は拾ってくる可能性は十分あったし………。
そっち…………!!!!そっちかよ……………!!!!!!色々心配して損したわ!!!!!!!!!!発言が鵜呑みに出来ない謎の男じゃねえんだから…。
関係ないけど、さらのオカルト好きみたいなキャラ付けって、勝木さんと被ってはいるよね。いや勝木さんはオカルトが好きというよりは、幻覚と笑われる自分の見た光景を信じてもらいたくてオカルト調査にのめり込んでたんだが…目的とかが全然違う。
これは俺の勝手な憶測で当てずっぽうなんですが(全部そうでは?)、第2期の構想段階ではみらいの友人として「まゆかな」だけが変わらず登壇し続けて、まゆみの過去に経験した不幸関連で彼氏の話とかやるつもりだったけど、まゆかなといういちごメロンパンをも使って祝福を行った新しい旅立ちの関係に(既存キャラなら尚更)新しい何かを入れる必要はないかな~って感じになったのかな。んで、さられなという新キャラ、みらいにとっての未来を象徴する新しい出会いを代わりに作ったのかな~とか考えてた。オカルト好き設定はその名残みたいな…。実際のところは知らんですけど!!!!!!違うと思います。
日常シーンの話に戻そう。脱線多いな。
銭湯に浸かるMAHOガールズ、良いね。浸かるシーンはなかったけど。深夜枠でもオタクに媚びないのはプリキュアシリーズの矜持を感じられて良いです。ニチアサなのに初っ端から大胆なシャワーシーンを披露した美希がバカみたいじゃないか…(一瞬だけだったろ)
そういえば…いや別に他意はないし?気になってないし?どうでも良いことなんだけど?みらリコって第1期だと一緒に風呂入ってたんだろうか。もしかして今回………成人してからの一緒の入浴は初じゃない?いや家族団欒の入浴だし?別に他意はないし?気になってないし?俺はどうでも良いことなんだけどさ?気になる人もいるかもしれないしさ?いや俺はどうでも良いんだけどさ?
そして突然挟まれるチクルンも混じえて行うジャンクフード食事シーン!!!!!!前回のROUND1コラボ意識のボウリングに続いての日清コラボ回収だろこれ!!!!!!!!!!!!!!!意地でも販促っぽい要素を入れて成立させるシリーズである。
でもこんなのニチアサじゃ絶対やらんだろうし、これはマジで深夜枠だから出来る日常シーン度がすごい。カップヌードルを啜るMAHOガールズという水と油のような光景を本編で実際に出されると流石に笑うしかない。モフルンはマジでどうやってカップヌードルを消化してるの!!!!????本当にぬいぐるみか??????
ファミレスだとチクルンは目立つだの、ナシマホウ界の物価高騰で食費が大変だの、世知辛いリアルをブチ込むんじゃねえ!とツッコむチクルンだの、完全に意図的にやってるオトナ販促ギャグなんですけどね。関係ないけどガスはさっさと契約しろよ。
なんというか…チクルンは最終的に鍋パでは空気読んで立ち去ったけど、短期間だったとしても(しかもオルーバの命令による諜報活動…)第1期でMAHOガールズと日常を過ごした事実は変わらないし、ちゃんとまほプリの日常を彩る一員だったんだなって嬉しくなった。「もう行っちゃうモフ?」と寂しそうなモフルンの反応も、第1期で描かれた絆を思えば…今回のチクルンの配置はすごく寄り添ってくれてるよな…って。
RPGとかで言うとさ…一時的に主人公PTに加わるゲストNPCなんだよ、今回のチクルン…。短期間で紡いだ日常や交流が印象強くなるっていう…。第2期は1クールという尺なので、流石にもうチクルンの目立った活躍はこれで終わりなんだろうけど、めっちゃ良い回をもらえたと思いますねチクルン…。辛い現況がMAHOガールズに迫ってるからこそ、MAHOガールズの前向きな日常に救われたチクルンが今のMAHOガールズの日常の架け橋になってるって考えると、すご~くエモいんだぜ…。
今回の感想はちょっと少なめ………いや読み返すと普通に長いな…。喋り方がレグルス・コルニアスすぎる。こうやって関係ない作品で例えるのも悪いオタクっぽい。すまねえ、ネットでは饒舌が止まらねえんだ………ましてや…まほプリのことだからな…。
残り4話…だと、いつもの4クールのプリキュアなら完全に最終決戦に入るタイミング。魔法界のキャラクターこそ「その後」が気になる人達がさらに増えるからね~………楽しみにしよう。
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