まぎかる゜火葬場

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『チャージマン研!』ってどう知ったんだっけな~、という追憶

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どうも、「チャージマン研!Blu-ray発売記念週間」に記事投稿で参加していただきたいという依頼で、いや俺が書くことなんかあるゥ~?と相談をした結果、じゃあわりと昔(?)からチャー研に触れてるkoichilならその辺書けるよね~という流れになったので、書かせていただきます。ちなみに書きながら「俺もなんか虚しいし、俺の個人的なアレなんて誰の得になるんだ…」と思ってるので、この記事を開いた人は責任を持ってこの記事に意味を持たせてください。

伝説のカルトアニメ『チャージマン研!』を知ったきっかけというか、その後の諸々も含めて、みたいなところ。ちなみに今はほぼ作れてないので知らない人も多いですが、この人昔はチャー研MADとかよく投稿してたらしいですよ。

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いや~チャー研ね。前々から小粒な展開はあったけど、最近は特に勢いが本格化してるよね。

時代も移り変わっているというか、昔みたいにニコニコ動画内やそのコミュニティ内だけで流行ってるというわけではなく、今はSNSYouTubeでもメジャー級タイトルな感じの扱いを受けていると思う。

というか、誇張抜きで70年代アニメに限定するなら、知名度や視聴済みかどうかみたいなところの総合力ではトップの作品なんじゃないか、とすら思ってる。特に若い世代。まぁ実際のところは知らんけど。

 

そんなチャー研だが、2021年7月4日、ICHI(元ナック)の公式YouTubeチャンネルでリマスター版が毎日1話ずつプレミア公開されていたが遂に終了した。改めてICHI社お疲れ様でした。

クラウドファンディングで集まったお金をドバッ~とフィルムからのアーカイブ化に使用し実現した企画だ。ウン万円を出資した俺も鼻が高い(何様)

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さらに6月30日には、リマスター映像を収録したブルーレイディスクも発売された。直近の売り物を無料公開しちゃうの、よく考えたらすごい。頭が上がりませんね。

BDには『透明少年探偵アキラ』『スーパータロム』といったナックファンお馴染みのパイロット作品だけではなく、知る人ぞ知るマイナーな『のら犬ペスの冒険』まで特典として収録されている。

これに関しては、雑感を先日書いたので、興味のある方はどうぞ。

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そんなチャー研だが、最初に知ったのは…そう、結構覚えてるぞ~~~。アレなんだよね。俺ちゃん、ニコニコ動画で毎日総合ランキングをチェックする日課があるんですけど(自分でも信じられないが今も続けてる)、なんか動画開いたらそれがチャー研だったのである。ファーストコンタクト。

チャー研を知らないのに、なぜ動画を開いたのか?そう、別にチャー研目的で開いたわけではない。だって知らないんだもん。その正体はそう、釣り動画である。

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具体的な時期は思い出せないが、ガチムチパンツレスリングとかのブームの頃だった気がするので、そういった釣り動画はニコニコ動画ではわりと見かける方だった。

どういう内容で釣っていたかは流石に覚えていない。俺が動画を開いたということは、それだけ興味を引く物だったんだろう。卑猥なサムネとかだった可能性もなくはないが、ここはガチで思い出せない。

 

とにかく、動画を開いたら謎の質が低い古いアニメがいきなり始まった時の困惑があったのは確か。内容は『チャージマン研!』本編丸上げ(当然無断)なのだが、記憶が確かなら「殺人レコード恐怖のメロディ」だったはず。

チャー研を見たことない人も名前ぐらいは知ってそうな所謂「キチレコ回」でかなり人気の回だが、当時の俺は途中まで再生してから「なんだこれつまんねえ…」とブラウザバックした。

今では信じられない話だが、キチレコ回は例の発言などが取り沙汰されてるだけで、内容自体はわりと普通だと思ってるので、そこは今も変わらない考え。この時はここまで古いアニメに微塵も興味もなかったので、現代アニメで目が肥えてる当時の俺には比較的動かない作画にも面白さを見出すことが困難だったんだろうか。

 

微塵も興味もないどころか途中までちょっとでも見たことで余計に興味を失ったチャー研との関わりはここで終わればよかったのだが…まぁ終わらないんですよね。

そう、釣り動画はこれだけではなかった。この後も総合ランキングにちょくちょくチャー研本編の丸上げが釣り動画として浮上することになる。

後で知ったというか、記事書いてる途中だったのでまさにタイムリーなのだが、どうやらあの釣り動画の大群は、漫画家の眠田直という人がチャー研を広めるためにニコニコ動画含めた動画サイトに投稿していたという説が強いらしい。真偽は不明だが。

 

まぁしかし、自分の記憶と動画で語られる証言に矛盾はない。記憶違いではなく、俺が見た釣り動画は確かにあったし、それを裏付けられる情報が出てきたのは興味深い。

 

俺が覚えてる釣り動画の内容は最初のキチレコ回だけなのだが、とにかくチャー研の釣り動画があの時はたくさんニコニコ動画に投稿されていたというところは言っていきたい。他に覚えてる人いませんかね…?

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で、俺がようやくチャー研に興味を持ち始めたのは…これは覚えてる。そう、チャー研と当時流行りだった音ゲー曲『RED ZONE』を組み合わせた音MAD『CHARGE ZONE』の登場だ。2009年4月投稿です。

音MAD大好きっ子なので、総合ランキング上位に鎮座し続けるこの動画でようやく「チャー研って流行ってんの…?」と疑問を持つことになった。俺の中だとこの動画がチャー研ブームの火付け役なのだが、今調べてみるとこれより前にも有名なチャー研MADは投稿されてたので、ジワジワ流行の兆しは見せていたみたいだ。

 

その後、チャー研MADをどれぐらい見ていたかは覚えていない。本編もちゃんと見てたかは怪しい。流石にボルガ回とかあの辺は見て、ようやくチャー研の魅力を認識し始めてはいたと思う。

じゃあなんでチャー研MADを投稿することに?という話にはなると思うが、これは……時効な気もするので言っていいんだろうか…?ま、いいや!問題があれば修正する。

 

ニコニコ動画では音MADをよく見ていたのは先述した通りだが、それ以外にも滅茶苦茶ハマっていたジャンルがあった。今では見るエネルギーや時間が足りなくなってしまい、あまり言及しないのでアレだが「ニコニコメドレーシリーズ」というものがある。

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ニコニコ動画を見てるなら多分知らない人はいないだろうが、組曲『ニコニコ動画』のヒットで派生したジャンル。特にブームの火付け役と言っても過言ではない、しも兄貴(今は絵師とかをされている)のメドレー作品が大好きで、iPodに入れて登下校中にヘビロテしまくってたぐらいだ。ちなみにこの影響でDTMに興味持って、早い内にアレンジをニコ動に投稿し始めていた。出来は悪いが、まず自分は動画を投稿できるんだ、と知れたのは大きい。

2009年6月には、しも兄貴の新作『七色のニコニコ動画』が投稿された。登校前の朝ギリギリの投稿だったので(ダジャレじゃないよ)、動画を見ずに急いでmp3に変換してiPodにぶち込んでバス内で味わってたのは今でも忘れられない思い出。ハンマー状態が流れた時はあまりの衝撃でバス内で噴き出してしまったな…。いやアレはズルいって…。

まぁそんなわけで、当時の俺は厄介ファンと言って良いぐらいには、しも兄貴のニコニコメドレーを追ってたわけです。今思えば…それがイケなかった。

 

さて、しも兄貴やニコニコメドレーを追ってる以上は、俺はある情報を耳にしてしまうわけです。その内容はと言うと…とあるチャー研合作について参加者が募集され、しかも合作用にしも兄貴がオリジナルメドレーを作ると。ガチムチパンツレスリングMADで大晦日に恒例になってた男尻祭みたいな感じですよね。*1

 

もうね、これは参加するしかないと。音MADなんて作ったことないのに。なんということだ、あろうことかコイツはしも兄貴のメドレーに釣られて、チャー研合作への参加を決意してしまったのである。そうだわ、そんな動機だったわ。書きながら思い出したわ…なんて野郎だよコイツ…こんなん許されるわけないし、滅茶苦茶ヤンチャしてたんだなというのがわかる。

一応弁明すると、参加後にDTMの延長ではあるが、ハンマーMADは毎月11日に投稿を始めてたので、動画制作のノウハウが全くなかったわけではない。まぁチャー研MADみたいな方式に程遠いのは間違いないが…。

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そんなこんなで合作参加後(参加後だよ?)に流石にチャー研MADを一つも投稿していないというのはアレなので、ハンマーMADの延長で「頭の中にダイナマイト」本編をハンマー状態に合わせてアレンジしたMADを作り、これを初チャー研MADとして投稿した。何から何まで不純すぎる。

 

まぁそんな感じで色々あって完成が遅れてしまったが、あの「お許しくだ祭2011」が投稿されたわけですね。今や栄光の強い「お許しくだ祭シリーズ」の初期メンにこんな不純な動機抱えて参加してたヤツがいたなんて嫌すぎる。

ちなみに君が代パートで参加してるんですが、俺が担当したのは音声のみで、手描きコラは他の参加者、動画自体もこれまた別の参加者なんですよね。生き恥みたいな参加表明しといて何甘えとんじゃコラ!?お二方、その節はありがとうございました。何年越しのメッセージやねん。

 

まぁでもそこから本格的なチャー研MADも投稿し始めたり、チャー研のイベント(大規模オフ会)に参加したり、今の自分を形作った他の人との繋がりやコミュニティができたわけなので、過程がアレでも俺としては得た物はやっぱりかけがえないし、完全に否定はしたくない気持ちが強いんですよね。

2010年7月に発生したチャー研MADテチガイ削除事件では、チャー研がこのままでは終わってしまうと、弟の前で情けなく延々泣いてた自分がいた点でも、もうこの頃にはチャー研が自分にとって切り離せない存在になっていたのは間違いない。

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で、俺が作ったチャー研MADの2作品ぐらいが、後発のオリジナルメドレー合作では使用曲として採用されたり、ちゃんとチャー研を盛り上げられたという実感もあるわけですよ(チャー自慢)

さらに言えば、こうしてチャー研を知らなければ、幻のカルトアニメ『星の子ポロン』の一連の大きな動きとかだって、もしかしたら発生しなかったかもしれない。俺がポロンとチャー研の繋がりを重視するのは、そういうところもあるわけです。関係ないですが、ポロンとチャー研は先日、腹違いの兄弟みたいな関係だということが判明しました。怖いね。

 

しかし、昔から俺を知ってる人ならわかってるとは思いますが、これらに限らずかなりの問題行動や発言を俺はしていたはずなので、今でもちゃんと皆さんとの繋がりが一応続いてるのは不思議です、かなり。今やポロン(中身が薄い)プリキュアのツイートしかしてない腑抜けに落ちぶれてしまったのにね。元々落ちぶれてるか。

優しすぎるんですよ皆さん。大変ありがたいので、これからもこの屑を甘やかしてくださいね。

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というわけで、チャー研とのビギンズナイトをお話しました。なんか自慢するか懺悔するかみたいになってんなこの記事…。まぁ、時効ですよ。時効。うん。

 

この記事を書くにあたっては、自分のクソザコ記憶力だけではとても頼りないので、先述の俺がチャー研MADを投稿し始めるきっかけとなった「お許しくだ祭2011」といった合作にも大きく関わっただぶちゃん(wwww20jp氏)にも色々一緒に思い出してもらいました。ありがとちゃん。

よく考えたらだぶちゃん達とも11年ぐらいの付き合いってことか…。すごいよな。あの頃からだぶちゃんは、頼りのある大人そのもので輝いていた。それに比べてあの頃から何も変わってないなんて自分はまるで子供だ…。

 

いないかもしれないが…自惚れかもしれないが…(自惚れだよ)もし俺のチャー研諸々に関する行動がきっかけで何かしら人生が変わっただとか(ポロン関連も含む)、そういう人がいたらこの記事で落ち込まないで欲しい。する程の積み重ねがあるかは置いといて、幻滅はして良いと思うけど。

どんなに悪いことでも、不純な動機や過程だったとしても、得るものはあるし、かけがえのない繋がりは出来るんです。それを当事者である俺がちゃんと伝える必要があった。だから前を向いて進みましょう。なんか良い話風に終わらせようとしてるけど、コイツは心の奥では微塵もそんなこと思ってないので、よろしくお願いいたします。チャンチャン!

 

(5566字)


*1:ちなみにもしかしたら今の音MAD作者は「ん?」となる部分があるかもしれないが、この頃の合作はDiscordだのTwitterのDMだのは使わないで、合作専用のオープンなwikiページ立ち上げて管理するのがわりと主流でした。今よりクローズドではなかったって感じ。というかDiscordとかない時代だし…。