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【雑感】Blu-ray『チャージマン研!』が到着、貴重な収録特典を中心に見ていくぞ~

ズブズブ出資したクラウドファンディングを経て、伝説のカルトアニメ『チャージマン研!』が念願のリマスター化。そして、それを元にベストフィールドからBlu-rayが2021年6月30日に発売されました。

 

一応、チャー研に関しては海外版DVDを持ってるので、例えばMADで高画質素材を使いたいとかじゃない限りは別に買わなくて良いんですが、やはりなんだかんだ言っても今の俺や属するコミュニティの大半を形成したきっかけになった作品。

それに『のら犬ペスの冒険』や『スーパータロム』といった映像に加え、これらの作品の貴重な資料も付属してくるらしいじゃないですか。まぁ、やっぱ買わないわけには行かんとですよ。

 

で、Amazonで注文したらなんか発売日前に届いてしまったが、実はBlu-ray再生環境がないし、あったとしてもチャー研本編自体の優先度はそんな高くないので、まずはDVDで付いてくる他の特典映像や資料を舐め回させていただくことにした。

fusetterとかに感想書いても良いんだけど、ここで判明した情報を流動性の高いアレにしてしまうのは非常にもったいないので、こう、資料としていつでも参照できるように記事にしたためることにする。雑感なので、あんまり文章としての体制はそんな整えないので、そこはよろしくお願いします。

というわけで、ネタバレ(?)がガンガンある感じの記事なので、ご注意ください。というか、チャー研BDそんな高くないんで、皆さんも買ってその目で見ましょう!

あと当然ですが、ここに書いてある内容を外に出す時は各自でご配慮をお願いします。

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解説書

円盤パッケージには、ブックレット形式で本作の解説書が付属。『アストロガンガー』のBDにもあったが、ベストフィールド恒例って感じやね。

 

中身はチャー研のプロデューサーとして作品に携わった茂垣弘道氏へのインタビューなど。クレジットで見慣れた名前のような気がするが…俺詳しくないんだけど、もしかしてチャー研についてインタビューするのは初だったりするんですかね…?

なんか旧サントラにもあったらしい。あったっけ?

 

茂垣弘道氏へのインタビュー

茂垣氏が曰く「何の感慨もない」「内容ほぼ覚えてない」というチャー研が、今やバラエティ番組で取り上げられたり、舞台化してることに驚く導入から始まる。そりゃ驚くわな…。

でも茂垣氏、一応私物としてチャー研主題歌のレコード持ってるそうで、ジャケットが紹介されていた。

 

ショートアニメと言っても、週5なので週1の30分番組より大変だとか、言われてみればそうだな、みたいなことが書いてある。

 

他はなんか茂垣氏が元々実写畑の人で『月光仮面』からナックを通してアニメの世界に行った経緯などが書かれてたり、昔のアニメスタッフを知る人なら驚愕の情報が書かれてそうな雰囲気も色々書かれてるが、詳しくないのでわからない…。詳しい人任せた!w

 

チャージマン研!』企画書

ICHIの倉庫から見つかった本作の企画書の書き起こしを掲載。原本は表紙のみちっちゃくあるだけ。

 

本作の制作意図やあらすじが書かれているのだが、概ね今とチャー研と相違する事実はない。ただ、チャー研カフェの時に展示されていた幻の第1話の原稿や、没脚本で見られた設定が企画書段階にないのが気になる。どっちが先だったんだろうか?

 

ちなみに、研のコスチュームの「V」部分が光を探知する機能を持っているようで、ここに全く光が当たらないとチャージマンとしての機能が一切停止してしまうらしい。これは既知だったようなそうでもなかったような…どうだったかな。

ただし、本編で描かれてる通り、僅かな光でも吸収できれば問題ないというところも明言されており、星の光程度でもOKらしい。何でもありか!

 

その他

キャラクター紹介やスタッフ情報、サムネイルを通した全65話の羅列、キチレコ回の絵コンテなどが掲載されている。絵コンテは恐らく初代サントラに収録されていたものと同一なので、特に言うことはないかな。

 

パイロット版映像集(特典)

チャー研というより、これを目的に買った節は強い。

特にナックファンからも人気の『透明少年探偵アキラ』『スーパータロム』『おこれ!!ノンクロ』『のら犬ペスの冒険』は、実は昔に発売されたアニメの王国というDVDシリーズに既に収録されてたりするので、目新しさはないはずなのだが、実はあのシリーズは無許諾で映像を収録して販売してた部分も強く、ナックアニメに関しても例外ではないらしい。

つまり、実質的には「海賊版」と捉えることもできるパッケージだったので、これらのナック作品が公式的に堂々と販売されるのは、史上初とも言えるだろう。

dic.nicovideo.jp

 

スーパータロム

ICHIのインスタでそんな予感はしてたが、今ネット上に出回ってる方ではなく、まさかのフル尺版。アニメの王国に収録されていたのは、10分しか尺がなかったはずだが、今回収録された映像は20分もある。

内容としては、お茶濁し博士が西沢博士からタロムら3人を引き受けた経緯が深堀りされており、さらに西沢博士の過去も回想という形で補完されている。

それからは見慣れたアニメの王国版とほぼ同じ内容が始まり、アニメの王国版が大胆にもアニメの前半部分をカットしていたことが判明してしまった。よく見ると、タロムらの日常シーンも後半は大きくカットされていたみたいだ。なんということ…。

 

西沢博士が開発したタロムらサイボーグ(ロボットではなくそう表現してた)の新事実も判明。

ファイターは3体の中で一番最初に作られ、タロムは最強の機体らしい。ファイターは予算不足ではなく、あくまでルビーとタロムの前身となる試作型的なポジションだということが伺える。日常シーンでは、タロム達と違ってファイターは食べ物の消化機能が劣っていることも描写されており、新事実に驚いてしまった。

ちなみにルビーは西沢博士が昔死なせてしまった伴侶に似てるとのこと。

 

全体的にアニメの王国版より綺麗なので、音声も「春の空ー!」が何なのかわかるかな、と思ったけどこれはやっぱり「春の空ー!」にしか聞こえない…。

 

透明少年探偵アキラ

フィルムの状態がかなり悪い。アニメの王国版とそんな変わらないかも?

キッズステーション版はなんだったんだろう。

 

のら犬ペスの冒険

ほぼアニメの王国版と変わらないので特に言うことかあちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん

 

おこれ!!ノンクロ

OPが全然違う。そもそも歌がない。

声優も全然違う。

カット編集や台詞もなんか違う。

 

一体どういうことなんだこれ。大筋はアニメの王国版と同じなのだが、まずノンクロも声が普通に可愛い声になっており、よく聞くと他の声優も違うような気がする…。

そして、やっぱりこっちでもアニメの王国版にはなかったシーンなどが存在する。いや、違うな…比べてみると、同じカットを使ってるはずなのに、台詞や設定が根本的に違うシーンもある…。

 

例えば、アニメの王国版ではレミは普通の犬で、リキがノンクロに飲まされた謎のカプセルで意思疎通ができるようになった、という流れ。

しかし、今回収録された映像ではカプセルを飲ませるくだりが存在せず、レミはノンクロと同様に宇宙犬という設定になっており、最初からリキと意思疎通ができるようになっている。

 

わからない。どういうアレだったんだろう…。同じ映像で2バージョン作っていたということだろうか…?

 

ちなみに「ヒヒーン!(空耳)」は流石に今回の高音質だと、そうは聞こえなかった。どうでもいいな!

 

その他

『がんばれ!彦一』『みにっこ剣士』『SUE CAT』のパイロット版も収録されているが、元の作品を知らないので多分見ても特に言えることがないと思う。

この辺は個人的に後日見ようかと思います。

 

キャラクター設定画スライドショー

ごめん、これDVD側に収録されてると思ってた…。Blu-ray再生環境がないので、ちょっと外付けの買ってきて見たら、改めて追記します。

買ってきました。PCでBlu-ray再生させるのこんな面倒だとは思わなかった…。

 

気になったキャラだけ書いてきます。

泉研

「13才小太郎」の文字が…。設定画のビジュアルは今とほぼ変わらないが、名前や設定が固まる前は小太郎って呼ばれてたのかな。「13才」は年齢のことなのか番号的なアレなのかはわからない。

バリカン

設定画からして、ガチャ目なので、所々本編でガチャ目が強調されまくってたエピソードはこの設定画を元にしたのだろうか。

星くん

ちゃんと設定資料あるんだ!?とビックリした。しかも、アメフト部員の資料まである…。星くんは、もしかしたら人気キャラだから公開しただけで、実はもっと色々なキャラの設定資料があるのかもしれない。

研ぐらいの少年なので、首をあまく太くしないように、と書かれている。そういえば年齢どんなもんなんでしょうね、星くん。

ジュラルの魔王

額の赤いヤツは怒ると光るらしい。光ってるシーンあんまなかったような気はするが…。

あとあの指は吸盤とのこと。特に活かされたシーンもなかったですね…。

ゴメス博士

アストロガンガー』のパイロット版『アストロマン』の敵役として登場しナックファンを驚かせたゴメス博士だが、ここでもチャー研キャラの流れとして紹介されている。

www.magika4.com

わりと疑ってるのだが、本当にチャー研の資料として残ってたのだろうか?『アストロマン』の設定資料が紛れてしまった説も個人的には推している。

スカイロッド

「バウンド走行可能」←そうだったの!?

フラフープは「回転リング」という名称だった。

 

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まとめ

『透明少年探偵アキラ』はニコニコに上がっているリマスター版(キッズステーション放映時の物?)の方が綺麗に見えるので、MAD素材としてもそっちを使う方がいいと思う。

 

『スーパータロム』に関しては、実質の完全版映像であり、画質も彩色も滅茶苦茶綺麗なので、絶対こっちの方が良い。

『おこれ!!ノンクロ』は画質と、特に音質はすこぶる良くなっているのだが、そもそも声優や台詞が違ってたり、上位互換というよりは別バージョンといった感じ。どちらにせよ、中々衝撃なので、是非見ていただきたい。

 

なんかあったら、また追記します。雑感以上でした。いやすごかったわ…。