▲第4話の感想記事
更新が大変遅れました。遅れてるってか、もう第6話の放送が始まってるんですけど。マジで忙しすぎてさ………というわけで、短くテキパキ…薄めになるかもしれないのはご了承ください。あと睡眠不足で脳が回ってないので、いつも以上にトンチンカンなことを書いてるかも…。このままではプリキュアに殺される。
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■アイルが用いている「手段」の解明
時間移動をしてるんだかしてないんだかよくわからないアイルの複雑すぎる言動、そしてアイルやみらリコに起こっている過去視・未来視。いずれも時間に干渉する魔法のような何かによって起こされているようだが、第1期でも描かれた通り、通常の魔法ではないということが示唆されている。第2期においても校長が「そんな魔法は聞いたことがない」と言っているので、改めて強調された形だ。
だが具体的にそれが何なのか、というのは示されていなかったため、まほプリを知る者としては思い当たる節があれど、確証が持てない状態が続いてた。
今回、それが遂に「闇の魔法」であることがアイルの口から明かされた。やっぱり!!!!という気持ちと同時に、本当に拾ってくるとは思わなかったという驚きもある。
というのも今回の踏襲シーンとしてピックアップされていたのは、第1期でクシィの魔導書をベースにオルーバが唱えていた闇の魔法による「子供化現象」であり、第2期で言及されている時間移動や過去視・未来視とは異なる物である。しかし、第2期のこれらの現象はどちらかというと小説版で描かれた闇の魔法による現象に近い。
小説版でも第1期本編と同じようにオルーバがクシィの魔導書に書かれた内容を元に時間に関する闇の魔法を詠唱するのだが、これによって何が起きたかというと過去に繋がる時空ゲートが開かれ、オルーバやMAHOガールズが過去に実際に時間移動してしまうという描写がある。
つまり、小説版で実際に起きた事実描写はなかったことにされているわけではなく、むしろ今回のアイルの行動にダイレクトに繋がる重要な描写である可能性が高くなっているのだが、いやまさか本当に拾ってくるとは…。
なお、改めて整理したいのだが、第1期本編でオルーバが行使していたのは「失われた過去を蘇らせる闇の魔法」であり、小説版のそれとは厳密には異なる。小説版のは「過ぎ去りし時を知る(見せる)闇の魔法」なので、恐らく別の魔法なのだろう。オルーバも両者を同じ魔法として扱ってるような素振りは見られない。
ただ共通してるのは、いずれも魔導書に書かれてる内容や効果の解説がそっくりそのままの形で発動してるわけではないという点。前者はオルーバが知りたい「過去」が存在しないはずのはーちゃんまで幼児化するという歪な現象を起こしているし(みらリコを除き蘇らせるもクソもない)、後者は過ぎ去りし過去を知らしめる手段が時間移動という強引な現象となってしまっている。
これには色々な理由が考えられるが、願いの成就のブレーキを壊していると思われる闇の魔法は、本来は通常の人間に扱える代物ではなく、クシィもそれで身を滅ぼしたということが描かれていたと記憶している。俺の考えとしては混沌という絶大な存在であるオルーバはそれに耐えられるものの、魔法に本来必要な思いや過程を全く挟んでいないため、歪な現象を引き起こしてしまったのかもしれない?
対してアイルは恐らく普通の杖を持たない人間なので、闇の魔法をそのまま詠唱することはできないはず…だが、曰く「デウスマストの忘れ物」であるポットの眷属を介すればオルーバがやっていたように闇の魔法を実行できるのかもしれない。しかし、この眷属はオルーバと違って不完全な状態に見えるので、自由な時間移動まではできず、過去視・未来視に留まる効能が発現した可能性も考えられる。
というか小説版の物と同様なら「過ぎ去りし時を知る(見せる)闇の魔法」なので、まさしく過去視・未来視がクシィの想定していた物なのでは…?という感じもするが…。
何にせよアイルの最終目的は「自由な時間移動」らしい。それを実現させるためには、マザーラパーパ、そしてひーちゃんの力が必要と捉えられる発言をしている。
ちなみに小説版における時間移動魔法も別に自由に時間を移動できるわけではなさそう、ということは注記しておきたい。何故かというと、小説版劇中のオルーバがこの魔法を唱えた目的がそもそも「マザーラパーパに繋がってそうなはーちゃんの過去を知りたい」であり、詠唱時も魔法のターゲットをはーちゃんに定めた上で詠唱をしている。
つまり、過ぎ去りし時って言うけど誰の時だよ?という問題があるので、魔法を発動させる根拠となる存在が必要かもしれないのだ。この点に関しては第1期50話ではーちゃんが「思い出」を根拠にみらリコの肉体年齢を戻していたギミックとひょっとして似ているのではないだろうか?
そう、思い出という「過去」に執着していそうなアイルの行動原理と闇の魔法における壁の繋がりってひょっとして………?まだ推測の域を出ないので、関係ないかもしれないが…。
何にせよ、小説版の時間移動に関しては「小説版なんて見てないし、こんなの第1期しか見てない人はチンプンカンプンだよ!」というのは当然なので、恐らくそれらの時間干渉魔法を全て一括りに「刻の魔法」と再定義して、付いていけるようにしている可能性がある。
2種類の時間干渉魔法が厳密には異なる物であるという認識だったのでアイルがどれを指してるのか俺は混乱してしまったのだが、SNSで「時間移動も過去視・未来視も全て"刻の魔法"としてアイルは説明している」という別の方からの見解をいただいて腑に落ちるところは俺もあった。ありがたいことである。
これまで謎がひたすら増え続ける第2期だったが、今回はアイルの用いている手段が明確に判明したことで謎が解けた感覚があり、その点で満足度の高い回だった。厳密には謎に対しては「こうなんじゃねえか…?」という憶測はしていたけど、この作品が果たしてどこまで細かい設定を拾ってるのかがわからなかったからね…。
とは言っても新たな謎も増えている…。
まず、アイルは闇の魔法を研究していたとのことだが、一体どこでそれを知ったのかという点。我々が知っている闇の魔法というのはドクロクシー、もしくはクシィが残した魔導書を経由しないと知る手段はないはずだ。あの魔導書は記憶が正しければ、校長がクシィの形見として大事に持っているはずなのだが…。
ましてやアイルが時間干渉魔法の存在に気付くレベルとなると、伝聞や散り散りの情報だけでは限界があるように思える。となると、普通に考えるならクシィが魔導書を別冊で残していたと考えるべきなのか…?あるいはポットの眷属の助力で魔導書を盗み見ることができるとか…?まさかスパルダあたりが手引きしてないだろうな。
何にせよ、オルーバが封印される前に残した情報を元に闇の魔法を開発したクシィ、そしてそこからまた新たな悲劇が起こりそうなのは物凄く第1期の構造の再踏襲という感じがする…。あぁ…正統続編だ…。
もう1つ、謎なのはアイルは結局「時間移動」を本当に行っているのかどうかという点。第5話のアイルが明かした最終目的は「自由な時間移動」なのだが、それはつまり「不自由な時間移動」は既に実現しているとも捉えることができる。
一方で「今は君達(みらリコ)と同じように望んだ時間に行くことはできない」とも発言しているのだが、そもそもみらリコは第2期で時間移動なんてしてないので、普通に考えるなら大雑把に不自由な時間干渉のことを指しており、不自由な時間移動すら実現できておらず過去視・未来視に留まってしまっている、と捉えることもできる。
…この辺、何回見直して解釈を試みても、なんか踏み切れないんですよね。言葉の綾的なヤツでどっちとも取れそうというか…。
ただ、すごく気になっているのが、アイルが実際に時間移動をしている現場って1回も描かれてないんですよね…。あと、第3話だとみらリコに対して「今から過去に戻る」的な発言はしているけど次回では嘘を付くことも示唆されてるし、第3話ラストの犬に対する独り言(嘘はなさそう)では過去に関して「見てきた」という発言なんですよ。
この「見てきた」がずっと引っ掛かってて………もちろん時間移動をして過去を見てきたという解釈は可能だけど、過去視・未来視でインプット・アウトプットした情報や記憶のことを「見てきた」って解釈することもできてしまう。
何が言いたいかというと、本当に時間移動しているようには見えなくて、アイルは過去視・未来視で別の時間にいる自分と記憶を同期できちゃうので、それでみらリコや視聴者視点の不可思議な予知とかを演出できるよなぁ…どうとでも辻褄を合わせられるよなぁ…と。
そう考えると、やっぱ第5話のアイルは「不自由な時間移動」すら実現できてないと解釈した方がしっくり来るかな~…とは思う。
…とは言っても、それは第5話に登場したアイルの話であって、例えば未来にいる我々の知らないアイルが時間移動を実現させて放送話に登場していた場面もあった、と考えることもできちゃうんですよね。実は全く矛盾しない。
なので、本当にあらゆる可能性がまだ残っており、それをそのまま捉えると本当に複雑すぎて頭が爆発してしまう!!!!!!!こんなの整理付かんから、全てを過去視・未来視による記憶同期ってことにして欲しい!!!!実際どうなのかは置いといて、俺個人の希望すぎる!!!!!!
過去や未来の出来事を知っていることを「何回も読み返している本」に例えてるのも、時間移動のようにページをあっちこっち行き来しすぎないのと同じで、あくまで順番通りに決められたページで進むことだと考えたいんだよな~。
あと謎なのは、魔法学校が崩壊しているビジョンがどうも物語最終盤ではなく、次の第6話ぐらいですぐにも描かれそうなことなのだが………そもそもアイルって魔法界に行けるのか…?第2話の魔法界で怪物が暴れてる時はナシマホウ界で犬と散歩してたし、行く手段ないのかな…?と思ってたけど。
まぁポットの眷属の力を使えば普通に行けるのかな…。次回以降を見て確かめたいね。
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■流れ行く歳月、そして同居
リコが新生活を始めるっぽいぜ!!!というのは前回の次回予告でわかってたが、まさか…みらリコで同居するんか…?それ最終盤でやる感じじゃないの…?と不意を喰らっていた。同時に朝日奈家がリコの部屋を残しておいてくれたというエモエピソードをやっておいて、そんなすぐに離れるのは相応の理由が必要なのでは…?と手離しで喜べない自分がいたのも事実…。
…そういう懸念はちゃんと考えてくれているスタッフだった…本当に良かった…。そうっすよ…無闇に尻尾は振らないで欲しいんですよ…。
ひーちゃんの成長があまりにも速いので、このまま朝日奈家に留まると色々良くないのでは…?という理屈的で納得のできる理由…!みらいの何か理由付けて同居したがる勢いと距離感や、リコを社会人と表現する必死さは置いといて、しっかり朝日奈家と相談した上でおばあちゃんの鶴の一声で許しをもらうのもポイントが高い。大吉パパ、思い出写真のやり取りからもわかるように娘を溺愛しているので女達による多数決と戦うの可哀想だったけど…。
その上でワクワクもんの新生活に調子乗ってたら、ブレーカー落ちたりガス契約忘れの明るいギャグで朝日奈家との繋がりが全て途切れたわけではない描写をするという、ドライに感じさせない満点の外堀埋めが良かったですわ…。
それはそうと、ひーちゃんの成長を隠す目的なら大吉パパが指摘するようにアパートと家が近い意味あんまないんだけど、その辺はどうするつもりなんですかね…。なんか明後日の方向に投げてない!?でも距離が近かろうが遠かろうが、はーちゃんやひーちゃんの成長状態の不自然さってMAHOガールズ全員の幸せに向かうなら課題として必ず立ちはだかるんですよね。俺が思うに、魔法の存在がナシマホウ界にバレる流れに最終的に持って行くんじゃないか…?とは思ってるんだけど…。
はーちゃん抜きの3人+1匹でも明らかに部屋が狭すぎるだろとか、語りたいことはあるけど、そこは置いといて。サブタイトルの話。
リコがグスタフさんやおばあちゃんに何か思うところがあったこれまでの描写は、やっぱこの先の展開で重要みたいだね。今回はモフルンのほつれや大吉パパの(年齢感としては少し早い)老眼描写でも付け加えられていた。
過去と未来への向き合いがテーマの話なので、みらいが言ってるような「変化の有無」がキーみたいだけど………MAHOガールズの同居とこの先のアレに関わるヤツなんかなぁ…なんか本当に家族の話だな…。
ただ材料描写がいずれも老衰の話だから、ダイレクトにそこに絡めるならリコが目指している「魔法学校の校長」としての姿の話の可能性もある?現・校長が薬膳茶で長生きしてるっぽい姿と重ねると、リコもそうなる可能性というのは否定できないと思うんだけど、それってみらいに先立たれるよな…とも思ってしまい…。まぁリコがどういう選択を考えているにせよ、そういう話はやらない気もするけど…。
何にせよ、この先の長い人生に待ち受けている壁、そしてそれにどう向き合うのかの話をしているのは、初めて教鞭を取るリコに対するアイザック先生(声付きで出番あるか心配してたので良かった…)の言葉からも間違いないだろう。
「今」「瞬間瞬間」を大事にして、前に進み続ける…アイザック先生との会話、泣きかけてしまったよ俺は…。補習に落第しかけるレベルで魔法が苦手だった元生徒のリコが、今こうして自分の隣で教鞭を取っている………その感慨深さはアイザック先生の年の功のパワーもあって、かなり心臓を揺さぶってくる…。
年の功があるのは良いけど、それはそうとボケてるので年数を間違えてる小ボケを挟むまほプリっぽさも含めてマジで好きなシーンですねこの辺…。
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■渡辺麻友
お前そりゃビックリするだろ。まさかのキャラクター(?)を掘り起こして来やがった。
下手したらソルシエールより衝撃だわ!!!!!!誰もそれは予想してないって!!!!!!!!!!??????
第1期に登場した実在ゲスト枠ですよ?????映画主題歌とのタイアップってだけで…。それ掘り起こして良いヤツなの!!!!!!!!!!!?????しかもこちらの世界の本人は芸能界引退してますが????????
な、なんか勝手にアパートの大家にされてる………。いやナシマホウ界で暮らす魔法界人の支援的な何かがあるってのはわかるけどさ………もしかして芸能界引退後の渡辺麻友の「その後」のつもりかこれ???????そこまでやる??????やっちゃう???????????
本人に許諾取ってるのかは知らないけど(そもそも事務所にもいないなら許諾の取りようがない?)、渡辺麻友じゃなくて愛称の「まゆゆ」なのがミソだなぁ…って…。恐らく、許諾は取らずに勝手にこれをやってると見たね。渡辺麻友とは言ってないもん!!!!あくまで「まゆゆ」であって、許諾を明らかに取らないとめんどくさいことになりそうな渡辺麻友とは言ってない!!!!!でも第1期を見た視聴者なら誰のことなのかは、しっかり伝わるというバランス!!!!!なんやこれ!!!!そんなことしてええんか!!!!!??????
いやさ…ソルシエールといい、渡辺麻友といい、こんな細かく拾ってきます???普通………。クマタはもちろん、この流れならマジであり得ますよ………!!!!キュアホイップと椎名龍一の登場!!!!!!内藤Pならやりかねん!!!!!!ハードルを上げるのは良くないけど、とにかく「描かれたことは全てが正史だが?当然だよな?」を敢行してきてる!!!!!!言及だけでもあると良いけど、本人が登場してくれたら嬉しいんだけどな~~~。間違いなくほとんどの人が知らない椎名龍一は扱いに困るだろ。
■カラオケ
まほプリOPって劇中にあるのかよ!!!!!!!プリキュアとかの固有名詞部分どうしてるんだ………。
カラオケのまほプリ楽曲と言えば、本編ダイジェスト映像を流しながら歌うプログラムもあるんですけど、アレ49話のシーンも含まれてるので嗚咽を漏らしながら歌うことになるんですよね。みらいも歌ってる時に自滅するのかな。俺はアレ以来、一切カラオケで本編映像を流さないようにしてます。
てか大学生がぬいぐるみを常備してるの、モフルン視点でもおかしいと思ってたんだ。みんな深くは触れないようにしてた部分なのに、作品自ら触れちゃうの困惑しかないよ!!!!
それでもみらいは「そうしたいからそうしてる」なの、強いっすね…。ピンクダイヤによる新衣装も恥ずかしがらずにノリノリだっただけのことはある。
■庶民
普通にコンビニ飯を買ってたり、時給制で愚痴こぼしながら働いてるプリキュアの敵、わざとオモシロ描写として描いてる????????でもよく考えたらガマオも似たような感じではあったか…。バッタモンモンもそうですわね。
そういえば、アイルはてっきり同じ力を持っているみらリコと相対してる時の場面しか過去視・未来視できないのかと思いきや、図書館の上司のおばちゃんの台詞も言い当てたあたり、自分視点の光景に関しても一応視れる感じなんですかね。いやまぁ…みらリコがそういう感じだから、そりゃそうか…。
…よく考えたら、アイルって時間移動だけじゃなくて過去視・未来視を実際にしている場面も描かれてない気がするから、それに関しても確定事項なのか怪しいな…。マジでなんだよコイツ!!!!!!
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簡潔にと言いながら結局、いつも通りの長さになってしまった…。マジで持たんぞこれ!
みらリコが遂にはーちゃんに何か異変があったことを察したこととか、アイルが奪ったリンクルスマホンもしくはマザーラパーパ関連で成し遂げたいことってエメラルドの強大な力をベースにしてるのかとか、色々あるがそれは次回以降に書けば良いので置いときます。
▲お待たせしてる人はいないと思うけどお待たせしました…次の感想記事…(2ヶ月!?)
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