▲第5話の感想記事
まーた、更新が遅れる…。本当に忙しすぎて手が付けられない…。一番キツイのはフレプリの無料配信が始まってしまったことで、1日1話消化はやっぱヘビーだぜ…。
当分、この状態が続く可能性があるので、感想が周回遅れなのはご了承ください…。
既に第7話が放送されてますが、それは見てないで書く…ので、おかしい内容もあると思います。
1週2週遅れどころか忙しすぎて2期の放送が終わっちゃったので、ミリしら2期視聴みたいになります。視聴済みの人からしたら、ハッキリ言って茶番みたいな記事に今後なりますが、ご理解ください。まさかこんなことになるなんて…。
あと要点だけ書いて、ちゃっちゃか次の話に進み続けたいんだけど、これはできるか怪しい…善処します。
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■出オチの魔女
鍋にグツグツ 湯を沸かし
放り込むのは すごい格好した謎のキャラ
アイルの出現とともに崩壊する魔法学校の未来視が確定した前回ラストに続き、開幕からシリアスなBGMとともに魔法学校で臨戦態勢を取る魔法学校の面々。モブ教師と同じ表情で当たり前のように並ぶソルシエールの圧倒的存在感に驚愕と爆笑を抱かない視聴者が果たして存在するだろうか。
ここまで「出オチ」の言葉が的を得ている状況も存在しない。いやお前、ビジュアルごとデカデカと普通に出れるんかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リコ先生の台詞の中だけで存在が確定してたとはいえ、なんかこう、キュアモフルンみたく映画版権の都合で全体ビジュアルそのままの登場はTV本編では難しいと思ってた。思わされていた。明らかに視聴者の中のそういう諦観と希望を意識した上で、この流れとサプライズをやっている………そうだよな??????
実際のところは、ちゃんと然るべきところに話を通して、これを実現させてる可能性は否定できない。アニメ制作の裏側なんて我々はわからんからな…何が起きててもおかしくはないぞ。
それでも…それでも、実態としては「プリキュアオールスターズ映画のオリジナルキャラ」であるソルシエールが別のプリキュア作品の続編にビジュアルごと登場するという「凄さ」は、興奮が止まない…止まなさすぎる………!!!!ウ……ウソやろ…こ……こんなことが…こ……こんなことが許されていいのか。プリキュアはTOUGHモフ。
ていうかソルシエール、普通に第1期50話にカメオ出演した時の和解後の姿だったけど、あの格好で本当に教壇に立ってるってことになるんですよね、普通は。まぁ魔法生物のコウモリや人魚までもが在籍してる魔法学校なんだから、別に他の人達も気にしはしないか…。
そういえばソルシエールは映画で使ってた魔法って、使用の是非はさておきまだ使えたりするのだろうか…。同じようなことがまだできるなら、戦闘能力としては普通に校長以上ぐらいはありそうなんだよね。結局アイルは魔法界に来なかったから確かめる機会は訪れなかったが…。
それにしても、これで本当の本当にAS映画の出来事がまほプリ本編の正史に組み込まれたと捉えるべき流れになってしまっている…!いや前の記事でも書いたような気がするけど、AS映画の出来事とか設定って明らかにまほプリ本編の正史に組み込めないような物が多いんですよね。まぁそこは当時から割り切ってた部分ではあるが…。
ここまでやるなら、もう………次は新妻聖子を呼んでソルシエールに喋らせるべきでは??????そういうことが出来るのかはわからんけど。でもさ、後述するんだけどソルシエールの境遇とかってわりとまんまアイルのそれと重なる部分が多いんですよね。本筋に関わらせようと思えば、できてしまうキャラクターだったりはする。まぁハードルを上げるのは良くないので、やめておきましょう。ソルシエールの名前だけ出てきた時も言ったなこれ。
つうか…渡辺麻友もそうだけど…これ本当にキュアホイップと椎名龍一ぐらいなら出てきそうな勢いじゃないですか????何回言うんだこれ!!!!!!!!!!ここまで毎回言っといて出なかったら笑ってしまうよ!!!!!!!!!!!!
■アイル、"謎の男"をほぼ卒業?
はい、アイスブレイク終わり!!!!!複雑で難しい話!!!!!やりたくねえ!!!!!と言っても今回はマジでこれまでの謎がほぼ解けるレベルでの情報開示が行われた。これまでの謎であって、これからの謎は別だが。
それでもまほプリ2期において最も行動原理や手段が謎であるアイルの目的などが明確になったのは、非常に大きい。そして、アイルのそれがみらリコの向き合う「時間」に繋がることで、この作品の曖昧だった輪郭がようやく見えてきたと言って良いだろう。ここまで6話分、短いようで長かった…。
いつも連れている犬に関連した目的がある…?という「ありがちな」ミスリードを行いつつ、途中で母親らしき存在と写る幼少時のアイルの写真という材料が視聴者に与えられ、混沌を極めていたアイルの目的………犬の正体が急に生えてきた魔獣・クロノウストなる異型の怪物だということが明かされ、さらにそれを利用してるのか利用されてるのかわからんが、とにかく時間を移動する何かで「大切な母親」という過去に囚われる続けたいのが真実、とのことだ。
そしてこれまでの怪物はアイル自身の思い出をモチーフにしているという。今まで登場してきた怪物のモチーフが「クマのぬいぐるみ」「レゴブロック」「ロボット」と明らかに玩具だったのに、急に「ブランケット」と関連性のないモチーフになったのもようやく納得。アイルは混沌の残骸で闇の魔法を行使している…はずなので(確証持てない!)、無から有は通常は作り出せない魔法のルールに則り、やりやすかったのが自身の思い出を媒介に怪物を作るということだったんだろう。
過去に囚われるというのは、デウスマストを倒して奇跡が再び起こるまでの空白の5年間におけるみらい(未来という名を冠しながら)も全く同じであり、母親が亡くなったことで母親を通した魔法への憧れを急に断ち切られてしまうというのは、部分的にみらい、または全面的には今作におけるひーちゃんも同じ軸が描かれている。
つまり、アイルは「アナザー朝日奈みらい」として配置されている敵キャラなのかもしれない。さらに言ってしまえば、インタビューで語られたことのある「みらいは初期構想では魔法界の血を引くナシマホウ界の少女だった」の没設定が今回、アイルという形で膨らませられているのでは…?という疑惑。クマの怪物の素体が別の時間軸のモフルンとかじゃなくて安心したけど、一応アレは文脈上はやはりアナザーモフルンと捉えても良いのかもしれんな。
………驚きである!世界観上はそりゃいるんだろうけど、魔法界の血筋でありながらナシマホウ界出身の存在…!どう見てもナシマホウ界の人間だが、異様に魔法に詳しいのも、そういうことだったわけだ。可能性としてそれしか考えにくいので…予想はできてたが、本当にそうだとは…。第1話で魔法つかいかどうか聞かれて「"厳密"には違う」と答えていたのは、そういうことだったのね。
そういえば、マホウ法的には両世界の婚姻ってどうなってるんですかね…?いや別にみらリコへの他意はないですョ…?(目を泳がせながら)
アイルの目的や作品上の配置に関しては、そう来たか…という驚きもあれば、納得感も強い。第1期では意図的に避ける方向が強かった、みらリコと敵サイドのドラマの関わり合い、これが第2期では全く逆の方向性なので、必然的に敵キャラの目的や根幹は主人公であるみらリコに連なる物になる、うん…自然だ。
アイルは混沌という上位存在の残骸を利用しているように見えて、結局はクロノウストという別の混沌の存在…?に利用されているようにしか俺は見えないのだが、実際どうなのやら…。そのまま捉えるなら混沌の災いをどうにかするために混沌の研究と闇の魔法の開発に手を出して破滅したクシィその物なんですよね…。
とにかく「謎の男」として擦られまくってたというか、本当に謎の男だったアイルが遂に謎の男じゃなくなった瞬間である。別にめでたいことでも何でもないけど、やっぱ頭を悩ませてたからね…。
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■しかし、増え続ける謎
解決するわけないんだよな。アイルの「その後」とかに関してはガチで謎が増えてるだけだよ。
いやだから!!!!まずクロノウストって何!!!!!???????そんなの今まで見たことも聞いたこともないモフ!!!!!!!刻の魔獣ってなんだよ????まず魔獣って何??????黒き獣・トラウーマ???????
デザインはデウスマストの眷属とかっぽくないし(そもそも眷属は今回で文字通りに力尽きたという説明)、どっちかというと「世界の混沌」を司るデウスマストの対で「時間の混沌」を司るのがコイツとかなの?????名前としてはデウスマストと並列っぽいし?????
てか何で普通の犬として過ごしてたの???????アイルと散歩してたの何??????マジでどっから出てきたこの魔獣????????ドクロクシーがやってたように「エメラルドの力」を取り込んで完全になるまで大人しくしていた…????そもそも何で不完全だったの????多分ラパーパと戦ってないよね君?????
で、犬ビーム撃ち込まれたアイルは結局これ何が起きたの??????母親の杖の形になって………石化?????自由な時間移動の実現が何でこれなの???????明らかにクロノウストに使い捨てられたみたいになってない???????ほら…お前の母親との思い出を叶えてやるよw杖になるという形でなぁ!wみたいな…。いやでも公式あらすじだと、石化自体はアイルの命令らしいんですよね…どういうことなの?????????????本当の時間移動を実現したかったんじゃなくて、石化の中で過去の思い出を反復し続けることがアイルの目的??????そういう解釈は出来なくもないけど、本当か??????
………で、
卒業式
何あれ?
いや俺も視聴後にオタク達の感想見て後から気付いたんだけどさ。節穴すぎ。
なんか………存在しない「本来はありえない」記憶がみらいの回想にあったんですよね。MAHOガールズ3人が中学校を一緒に卒業するという謎の写真。
これは………「スタンド攻撃」だッ……………!!!!今、攻撃を受けているッ!!!!!!!
………みらいが中学校の卒業式を振り返るシーン、この回だとわざわざ「2回」描いてるんですよ。前半は「過去視」で、後半は「回想」として。しかも後半のは何か「隠してる」構図がある。だからスタッフのミスとかじゃなくて、本当に「何か」が起きてると考えるのが自然なのだろうか………????
凡ミスじゃないのは間違いないだろう、流石に。
— koichil (@koichil) 2025年2月16日
アイルの言う自由な時間移動が詠唱者の想定してる形で発動するとは考え辛いので(オルーバですら闇の魔法を意図から外れた形で発動してる)、クロノウストをデウスマストとの対比で時間の混沌の存在であると考えるなら…そういうことなのか…?
そう、先程に憶測として言った「クロノウストは時間の混沌を司る存在なのでは?」が材料にできてしまうんだこれ。デウスマストが最終盤で世界の混沌を起こし、2つの世界が住民の無意識化で混じってしまったように、今回は異なる時間…つまり「思い出」が混沌によって、本来はありえない形で混じり始めている………?
「時間改変」は小説版からもわかる通り、(未遂とはいえ)まほプリの世界観上は起きうる事象だけど、そこにまほプリらしいアプローチを行うなら、時間の混沌という形なのではないだろうか…。
異なる世界は異なる世界だから「尊い繋がり」ができた。世界の混沌(歴史的にはこれが正しい世界の在り方なのだが)を否定し、あえて「世界の別離」を肯定したまほプリ…。その正当続編が掲げる「ふたつの時間(みらい)がいまつながる!」というキャッチコピーは、つまり…そういうこと…?
アイルは過去に囚われることを肯定しているし、みらいも過去に戻りたいという羨望が大きい。それを実現できるのが時間の混沌という現象かもしれないが、それは今も紡ごうとしている「未来」の否定である。その感情を助長させる材料として、みらリコがグスタフさんやおばあちゃん、父親の老化に何か思うところがある描写が挟まれてる。
…もしかして、そういう話をしようとしているのか…!?第1期の物語を混沌の力で否定しながら?????
…もしそうなら、すごい。いや本当にそうなのかは知らないけど。まだ次回以降を見てないし。
ここで打ち明けたいのだが………第2期が決定する前の俺は「仮にあの後の物語が作られるとしたら、どんな話になるか」の妄想をそりゃもう、滅茶苦茶しまくった。その中の一つが「歴史改変による第1期の奇跡が起きなかった世界」だった。ええ、仮面ライダージオウの影響です。そうだよ!!!!!!!!
でもそれってすごい辛い話じゃん…見たくねえ…という思いと同時に「いや、絶対おもろいやん…」という矛盾した思いも芽生えた。酷い話だが、矛盾しないのだこの感情は…。
その中で第2期制作が発表され、しばらく経ってからあのキャッチコピーである。もうそれはそういうことだろ、そういうことに違いない!!!!!!と期待と不安で滅茶苦茶になったのも記憶に新しいんですよ…。
でもさ、結局アイルが本当に時間移動してたかが明確に描かれない作劇がずっと続くしさ(これは今も謎なのでそう)…改変が起きてるような描写もなかった。そういう話じゃないのかな~………と思ってたところに、これですよ???????アガっちゃうに決まってるじゃん!!!!!!!!!人の心ないんか?
謎は謎なので、やっぱり戦々恐々だし、モヤる部分はまだあるけど………この謎はすごく前向きに作品を楽しめる要素なのである、俺にとっては…。いやこれでみらいの幻覚とかだったら肩透かしだよ!!!!!!それはそれで面白いけど。すごく…まほプリのテーマに直結した話だと思うのでこれ…この先を楽しみにしたいところだ。バッティも遂に登場したので、闇の魔法や混沌に関しての深堀りを期待したい。
■はーちゃん、帰還
アイルが「はーちゃんは消えた!もういない!」みたいな空気感でみらリコ達を追い詰めてたわりには、なんか普通にしれっと戻ってきましたね…はーちゃん…。
いやリンクルスマホンに入れてたなら、はーちゃん普通に消えてないやん!と思ったけど、アイル的にはエメラルドの力(概念)=はーちゃんという具現化存在でしかなく、そういう表現をしてたのかな。
アイル、はーちゃんの時間を(闇の魔法で?)戻すことでラパーパから受け継いだ力、エメラルドや意志と表現される物を文庫本化して利用しようとする
— koichil (@koichil) 2025年2月16日
↓
はーちゃん、ラパーパが自分にやったのと似た方向性で、みらリコの力と情報が注がれてない種をひーちゃんという形で緊急分離(アイルは想定済み?)
↓
う~ん…わかり辛いんだけど、流れとしては、こういう感じ…?ごめん、相変わらずフワフワしてる描写が設定上はどこまで踏襲されてるかがわからないので、イマイチ踏み込めないところがある。
何にせよ、はーちゃんという「力」が世界にいる以上は役目を引き継がせたマザーラパーパが消えてるも同然の状態になってるように、ひーちゃんとはーちゃんは同じ世界にいられないし、ひーちゃんという「力」ははーちゃんと入れ替わる形で恐らくクロノウストに奪われたと捉えれば良いんだろうか。
一応、第1期の三塚SDの考えるはーちゃんの出自解釈ともそんなに矛盾はしない?ラパーパはラパーパとしての意思を種としてリンクルスマホンに保存して、そこにみらリコの情報と力が注がれて個の存在として道を歩んできたのが妖精はーちゃん。一方で今回は既にみらリコとの思い出が詰まったアルティメットはーちゃんがラパーパとして…というより、みらリコ達への意思を「はーちゃん」として種の形で緊急分離したのが、みらリコにとって「はーちゃん」と認識できる自身に限りなく近い姿をしたひーちゃん…?
はーちゃんは戻ってきて、みらリコ達も視聴者も嬉しいはずなのに…ひーちゃんとの別れを前向きに捉えられるわけないという反応は一貫してて良かった。短期間だったとしても一緒にいたチクルンの苦しみに寄り添い、モフルンの命を奪ったクマタの境遇に自分を重ねられるような子達が、ひーちゃんとの別れを割り切れるわけないのだ。
MAHOガールズが何回も繰り返してきた「別れ」「再会」の輪廻の中に、きっと…ひーちゃんも含まれている…俺はそう信じたい。信じたいんだが、残り6話でどんな展開にも転がせるので、マジで怖いよ…。
■サファイアスタイル
アイル「待ってたぞォ!サファイア!!!!!!」
わかる。
やっぱサファイアスタイルなんだよな。もう全部が良すぎるもん。
それだけに今回、未来視の出来事を確定させてしまう後ろ向きなファクターとして使われてしまったのが複雑な気持ちになるが、その分、壊滅の危機に陥った津成木を絶対に守る!!!!!という、ミラマジの敷かれた伝説から脱しようとする「意志」として使われてて良かった。アイルもわりと驚いてたのを見るに、ミラマジが「意志」を発揮しなければ未来視の破滅の光景の舞台が本当に津成木になっていたのかもしれない。
あと、煙に囚われたひーちゃんを助けるためにサファイアスタイルの特性を活かしてアイルの元に辿り着くところに、すごく…ミラマジが切り拓く道の強さを感じるんですよね。映画もそうだがボコられてる印象が強いサファイアスタイル、よく見ると良い待遇を受けてますよこれ!!!!!!!アイルも「流石サファイア」って言ってるし!!!!!サファイアスタイルへの評価やたら高くない?アイル………いやわかるけど。
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とにかく、今回は第2期がやりたいことの「輪郭」がようやく見えてきたと強く感じる回だった。これは確かに第1期を踏襲した、第1期の正当続編である。
関係ないし流石にそこまで扱われない気もするけど、そういえばソルシエールって境遇としてはアイルとかなり似てるよね…ソルシエールがビジュアルごと出てきたの意味あったりしないかな~とかは少し思う。いやだってさ…ソルシエールも記憶を媒体に怪物生み出すみたいなこと…やってたしね?
というわけで、初放送から苦節2ヶ月…!ようやく前半戦の最後である第6話の感想を書き終えられた…これでようやく俺も第7話という後半戦の未来へ進める…。既に第2期を見終わった人達からしたら「ギャハハ!wwwww何言ってんだコイツ!!!!www」みたいなところは多くなると思うが、どうか暖かい目で見守ってください…。
MAHO2、クロノウストとの最終決戦はクマタやソルシエールの思い出を元に実体化したシャドウマターとトラウーマを合体させたチョウヨクバールが大活躍するらしい。
— koichil (@koichil) 2025年2月16日
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