まぎかる゜火葬場

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『Yes!プリキュア5GoGo!』感想ベタ貼り(第25話~第48話)

 

(前回はこちら)

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フォロワーも言ってたが『5GoGo!』は、なんかこう、原作付きアニメにおける原作に追いつかないためのアニオリ回みたいなのが結構ある気はする(?)

まぁ面白ければ良いので別にそれは良いのだが、ブンビーさん自身の変化と環境の不変という部分以外にこう、まだ焦点が定まってない感じはある。という感じで続きの感想を引き続き載せていく記事です。

 

~以下同文~

なお、このブログは広告貼ってその収入でドメインを維持してるので、著作権周りはちゃんとしないといけなく、アニメをスクショしたツイートは非掲載となっている。引用するにも微妙なのばっかなので、気になる方は前後のツイートを表示するアドオンとかを利用していただきたい。

 

あと、感想は基本的にスレッドで長々と書いてる時の方が多いが、ここでは1ツイート目しか貼らないので、続きを見たい方はお手数ですが都度リンクを開いていただければ…「Twitterで会話をすべて読む」的なボタンが表示されているはず(Twitterアプリ内からこの記事開いた方は、ボタン押すと記事消えちゃうので、別ブラウザから開くなどしてください)

 

 

第25話「真夏の悪夢の二人組」

第26話「プリキュア大都会に現る!」

第27話「りんちゃんVS大江戸妖怪!」

第28話「ココのお嫁さん登場!?」

第29話「高原でイケメンとテニス!?」

第30話「王の力とナッツの悩み」

第31話「ミルキィローズ新たなる力!」

第32話「小さな小さな大冒険!」

第33話「ハッスルうららとカレー屋さん」

第34話「涙のお別れ! クレープの告白」

第35話「ブンビー衝撃発言!」

第36話「危ない! ファイブDEチャンス!(前編)」

第37話「危ない! ファイブDEチャンス!(後編)」

映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪

第38話「二人の力! ドリーム & ローズ!!」

第39話「モンブラン国王を救え!」

第40話「うららの歌声を取り戻せ!」

第41話「りんちゃんイケメンとデート!?」

第42話「こまちの決意とアラビアンナイト

第43話「恐怖! エターナルの館長!」

第44話「届け! みんなのプレゼント!」

第45話「キュアローズガーデンの扉現る!」

第46話「絶体絶命! 没収されたプリキュア5!」

第47話「気持ちをひとつに! 青いバラの奇跡!!」

第48話「未来へ! 永遠不滅のプリキュア5!」

映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!

副音声ボイスドラマ

総括感想(やっぱり長い)

というわけで、遂に…完走した…!『5』から始まって『5GoGo!』まで全8クール分の話数を、なるべく毎日1話ずつ………なんだかんだ折れずにできたはできたが、やはり感想出力含めて1話に30分〜1時間かけてるので、生活への負担は中々にしんどかったと言わざるを得ない。
事実、本当に毎日見てるなら3ヶ月ちょいで完走するはずだが、流石に見る時間が取れない日とかも少なくはなかったので、4ヶ月ぐらいかかった。
秋放送のオトナプリキュアに間に合わせるために急拵えで見始めたので、まぁ致し方ない支出か。問題はオトナプリキュアがのぞみ達5GoGo勢だけではなく『S☆S』の咲舞の登場もけって〜い!してしまったので『S☆S』も今から急いで追わないといけなくなった点なのだが…(どうしてこんな惨いことを…)
まぁ8クール分一挙を耐え抜いた俺からすれば、4クールしかない(しかないではない)『S☆S』はオアシスみたいなものなので(オアシスではない)、頑張ります…やるしかない…。

 

まぁそこはどうでもいい。『5GoGo!』全体の振り返りを書きたいんだ俺は。まぁ大体は最終回の感想ツイに書いたんだけど…。

前作の『5』終了時点で俺は「物語として綺麗に完結してんのに、これ以上なにを描くってんだ」的な感想を書いたと思う。実際、ブンビーさんの退場のさせ方以外は、続編がある前提の終わり方じゃなかったし、続編含めてシリーズ構成を担当した成田さんも物語としては『5』で終わらせる前提で組んでいたところから、人気を受けて初代のように続編の放送が決まった形だと推測される(違ったらすいません)

で、5GoGoを見終わった今、結論から言ってしまえば…正直なところ、続編として作る意味を大きく見出せたかと言われると、俺は微妙だなと思ってしまった。俺はまず悪いところから書くので、良いところは待ってください。5好きな人達からしたら、しんどい文章続くかもしれないのは申し訳ないが、なんだかんだ8クールも見たのだから色々言わせて欲しい…!

 

もちろん、のぞみ達のその後を贅沢に追加で4クール見れちゃうのは嬉しい。それはそうとして、前作で決まったのぞみ達の夢の深掘りとしては…この続編は全体として薄味に感じてしまうし、恐らくその原因は今回メイン格となったシロップとミルク(くるみ・ミルキィローズ)に大きく尺を割いているからなのかなとは思う。

そのシロップとミルクも、記憶を失ったシロップがのぞみ達との関わりを通してお互いの夢を確認し、成長と新たな居場所の形成が描かれるのはしっかりしていたと思うが、彼の失っていた記憶とのドラマの交差部分で言うと、隠されていた真相の重要度がそこまでじゃないこともあってカタルシスを感じるのは難しかった。なんというか、キュアローズガーデンにさっさか行けてしまうと4クールも持たせられないので、記憶をとりあえず失わせて引っ張ってた感じ。
もちろん、引っ張ってる間のツンツンしてたシロップがのぞみ達の絆や夢を理解して、自分も居場所を作る流れは良かったのだが、そこら辺の最終着地が半分ぐらいの段階で終わって、その後はキュアローズガーデン突入まで行き場をなくしてたかなぁとは思った。

 

ミルクは………今回で一番変わったというか、本来はドラマ的にも一番メインで描かれるべきキャラだったと思うのだが、そもそもミルクのお話自体は前作で既にわりと描いてしまったこともあるし、のぞみ達のお話にも尺を割かないといけない都合上なのか、大々的な扱いのわりには意外とパッとしない感じではあったかな…。
ミルクが与えられた青い薔薇の力も、本人が悩んだり使命に関して色々言及する描写はあったものの、シロップの記憶と同様でキュアローズガーデン突入まではわかりやすい形で「エピソード」としてその真相が描かれたかと言われると、かなり怪しいように思えた。ミルクのメイン回の最後の強い記憶がくるみの正体とかを隠していたド初期のエピソードになってしまっている。
ただ、ミルキィローズのドリーム達に連ねられないプリキュアとは異なる戦士という立場を活かして、かれんへの強い感情と寂寥感を描いたファイブdeチャンス回は個人的に好き。

総じて言ってしまえば、シロップもミルクも主軸にしてたわりには、物語の到着地点に関連する視聴者へのリターンが薄味に感じてしまったので…ということになるか。上手く描けていれば、後述する不満点も相対的に受け入れやすくなったのかなとは思う。

 

のぞみ達プリキュア5人は前作ラストで「夢」が明確に決まったので、続編では夢へ踏み出す道中が描かれることを期待して見ていた。一応、描かれてはいた。描かれてはいたが…総数として見ると、かなり少なく感じるし、これも薄味には感じてしまったんだよな…。大躍進したうららは「えっ、いつの間に!?」みたいな感じだし、りんちゃんさんはアクセサリー関連の最後のエピソードはなんというか最後っぽくないというか途中っぽい感じだし…これはこまちとかれんも同様で、なんか特に重く強い「ラスト感」を得ずにそのまま終わってしまった…という印象だった。
ただ、のぞみの教師への夢に関連して、りんちゃんさんの弟と妹に色々教える回はかなり良くて、強く印象に残っている。あの回そんな終盤じゃなかったような気がするが、終盤の最後の回でも良かったと思えるぐらいには。

………なんというか、シビレッタの婆さん出撃の童話シリーズなんか、あんなたくさんやってる場合じゃないと思うですよねえ!!!??前作でやりたいことやり切って、5人でこれ以上描くことはあんまないから、話数稼ぎで挟みまくってみたよ〜〜〜感すごくないかあの辺!?いやでもメインターゲット層の子供達にはウケてたのかな…。あ、人魚になったくるみはローラの面影を感じてドキドキしてしまったので俺の負けです…。下半身が魚の気が強い女に癖を完全に開発されてしまったことを…俺は認めたくなかったのに………。

 

はい、ここまで色々文句を言ってきたんですけど…言ってきたんですけどねえ…!!!前作含めて通したとしても、一番心臓を壊されたのが5GoGoなのも事実なんだなこれが!!!!!
そう、ブンビーさん…他でもないブンビーさんである。

5GoGoの表の主役をシロップとするのであれば、裏の主役はブンビーさん…そう言っても差し支えない程には、この作品はブンビーさん周りの描写が徹底しており、もう俺はそこに意識がかなり向いていた…。
種を運ぶシロップ自身ものぞみ達と一緒に種という名の居場所や夢を芽吹かせるお話であれば、ブンビーさんは手に入れた自分の中の居場所や夢への呪縛に悩む話なんだよ…。

 

まず前提として、これはブンビーさんのナイトメア時代の世知辛い変化がある。協調するやり方を選ばず、自身の高い能力でそれなりのポストに着き、部下にも一人での出撃を強い続けた結果、成果をあげられない果てに自分を超えるパワハラ上司の手で部下は悉く葬られ、文字通り居場所を失ったブンビーさん。
エターナルという新しい職場では、ポスト的にも一から始めることもあるし、恐らくナイトメア社のこともあったのでパワハラ気質も抑えられていたと思う。
そんな中で軽口を叩き合ったり、ケーキを買ってあげたりする程までに関係性が強くなったスコルプさんという存在は、ブンビーさんの変化の強い象徴だった………だのに………。

プリキュアとの戦闘でも失敗続きで、報告書業務も上手くこなせない…目に見える成果があげられず追い詰められたスコルプさんは『5」『5GoGo!』…いやプリキュアシリーズ全体で見ても敵幹部としては非常に珍しい「共同戦線」をブンビーさんと張る。
ある意味では、のぞみ達のような仲間との夢の支え合い、その「種」をスコルプさんとブンビーさんは手にしかけた………が、無情にもスコルプさんはプリキュアとの戦いで殉職してしまった………この流れで発するスコルプさんの断末魔がブンビーさんの名前なのは………どうしてくれよう………。

マジでこの回は意味わかんないぐらいに咽び泣いた…。今この文章を外出先で書いてるんですけど、書いただけで泣いてしまっている助けてくれ…。プリキュアシリーズ全体で見ても、敵幹部主軸のドラマにここまで感情を滅茶苦茶にされたのは、生まれて初めてだと思う。1クールもない…短すぎる付き合いなのに…いや短いからこそかもしれない…ブンスコに込められた刹那的すぎる関係性とお互いにもたらしかけた「変化」への希望が、殺人的な閃光になって俺は焼き尽くされてしまった…。

 

それでもブンビーさんは、一度手にした定職という名の呪縛から逃れられない。きっと当時リアタイしていた子供達は「なんでこんな辛そうな職場なのにブンビーさんは離れようとしないのか」と思っていたのかもしれない。
自分が関わる業務への責任、眼の前に垂らされる「ここを耐えればきっと進める」という存在するかどうかもわからない餌、変えられないやり方とプライド………社会に出た大人なら程度の差はあれど必ず経験したことのある呪縛に、俺は先行き不安な現況も合わせて思うところしかなかった。ブンビーさんの気持ちが痛い程にわかってしまった…というのは俺はブンビーさんではないので言い過ぎだが、何か心臓の根っこを掴むようなシンパシーを感じてしまったのは確かだ。

それでもブンビーさんは、8クールの因縁があるのぞみ達とエターナルにしがみつく理由を叫びながら仕事のために戦い続け、のぞみ達の純粋で直向きな「夢」に遂に触れる。シロップと同様にのぞみ達へ向けた新たな「居場所」と「夢」を作ろうとするも、自主的な夢へのスタンスの違いから拒否され、路頭に迷い続ける。それでもしぶとく最後の望みをかけてエターナルに戻ろうとしたが、部下を全員消した館長を見たことで、ようやく自ら呪縛を断ち切る覚悟を見せた。

 

あとは最終回の感想ツイートに書いた通りで、大事なところなのでアレなのだが割愛する。
とにかく、この続編はブンビーさんの変化と成長を描く軸がよくできている。一番良かったし、続編を作る意義が薄いと最初は言ったものの、これだけでも強く加点しまくれる程のパワーが俺はあったと思う。
同時にブンビーさんが何故ここまでファンから愛される存在になったのか、心の底から理解した。ブンビーさん、ありがとう。

 

ブンビーさんの話ばっかになってしまったが、ドーナツ国王をはじめとする国のトップの妖精たちも想像以上のキャラの良さを見せてくれたし、扱いに惜しい点は多いがくるみはとにかく可愛かった…。ビジュの良さで気になっていたミルキィローズ…もといミルクがまさかこんなキャラだとは思わず、俺の中の感情の不一致で狂い死にかけたが、やはり俺はこういう女にどうしても勝てない。仙台エリさんのあの常に濁点が入ってそうな声も含めて、やっぱり可愛いのだ。もっと明確な出番が欲しかった、いや本当に。

他にのぞみ達にも言いたいことが山程ある…山程あるのだが、なんか卒業する学生一人一人にコメントする校長みたいになって長ったらしくなってしまうので、消極的に書かない選択をします…。
これはオトナプリキュアの放送を待った方が良いだろう。期待半分不安半分………どちらかと言うと、本編時点で既に大人キャラのココ&ナッツやブンビーさんがオトナプリキュアだとどうなってるかが不安すぎる…。人間ではないので、いくらでも理由は付けられるだろうけど…。くるみも大人のレディになってんのこれ…?想像できねえ…。

 

ガチで長丁場でしたが、こんな感情ぶちまけただけの駄文をお読みくださり…本当にありがとうございました…。

 

 

 

 

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